宮古市「荷竹」「清寿荘」 2013/5/25

訪問先は宮古市社会福祉協議会生活復興支援センターにお願いして組んでいただいているんですが、今日のように至近距離の仮設を午前と午後に組み合わせてもらえると本当に移動が楽で助かります‥ありがとうございます。
(しかも夕方の大槌町にも近いのも嬉しい)
午前10:30- 荷竹
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荷竹の皆さんはマスコット作り、貝のキーホルダー作りを継続して行なっているので、いつもフェルトやヤーンという糸をお届けしているのですが、今日はいつものお二人がどちらも不在だったので、かわりに音楽療法にいらした皆さんに受け取っていただきました。
新作は、あざらしのようです。可愛い!
5名の方がご参加下さいました。
最初にほんのすこしだけ漢字パズルの脳トレを解いてもらってから、1時間たっぷり歌を歌いました‥と言いたいところですが、今日は歌半分、話半分でずいぶんと皆さんが最近の気持ちを吐露してくださったように思います。
それを聞いた私の印象は、仮設での生活がそろそろまる二年になとうろしている今の時期、被災者の皆さんの疲れは本当にのっぴきならないところまで増大してしまっているということです。ふと、一人の女性が津波の日の記憶を話している時に
「‥天罰が当たったのよね、私に」
とつぶやきました。私は大声で
「そんなことあるわけないじゃないですか!」
と言いたかったのですが、正直そんなつぶやきにどう答えてたらいいのか。なんて言葉をかけていいのかは瞬時に思い浮かばず、黙ってうつむいてしまいました。
「もう数年で私は80歳、仮設では死にたくないのに自治体は急いでくれない。声を聞いてくれようとしない」
という絶望的な声も聞きました。
私になにができるでしょうか。
これまで通り、皆さんが待っていてくれる限り、歌と笑いを届けにせっせと通うくらいのことしか出来ません。
午後 13:30- 清寿荘
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清寿荘仮設の皆さんにも、寄せられた手芸材料からチョイスしてお届けしました。ここの仮設ではティッシュケースやポシェット、トートバッグなどを和柄や可愛い柄の布で地道に作っていて、今度末広町で展示即売会をするのだそうです。売れるといいですね。
これまでの活動の写真をプリントしてお渡しをしている最中、いつも来る小学生女児たちがあそびにきました。キーボードに興味津々で遊んでいたので、午前中の脳トレ問題を渡し、みんなで解いてらっしゃい!と台所で勉強させました。
「いつもだったらゲームばっかりやっている子たちが、真剣に勉強やるもんですねえ」
と大人もびっくりするくらいの集中力!
なぞなぞやパズルが好きなんですね。
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活動後は、皆さんとよもやま話をする時間がちょっとありました。山田町にもともと住んでらした方ばかりなので、最近全国ニュースで取り上げられているNPO問題に心を痛めているというお話が出ました。復興に向けてみんなで頑張っていかなきゃならない大事な時期に、足を引っ張るような出来事がこれ以上無いように祈るばかりです。

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