我々が通常このブログで被災地の仮設住宅を巡回している時は、法人の「公益事業」で行っているのですが、幸いお仕事として(つまり有料で)仮設におじゃますることがあります。今回の高田高校仮設へは、岩手県高齢者総合支援センターからのご依頼でした。
仮設への入り口は少々わかりにくかったですが、それもそのはず。日に日に、陸前高田市の町の形が変わっていっているのです。一本松の周辺はすっかりベルトコンベアと重機ばかり。仮設の周辺も盛り土をする車などで、物々しい雰囲気でした。復興に向けて急ピッチで工事が進められている現在の姿に様々な思いが去来しました。
陸前高田市社会福祉協議会の皆さんと、支援センターのKさんたちと一緒に、住民の皆さんをお迎えしていよいよ音楽療法が始まります。皆さん初めての音楽療法に「ん?」という表情でしたが、踊りや歌のほかに体操とゲーム(クイズ)もありの盛り沢山な内容だったので、あれよあれよと巻き込まれ…という感じで45分間のセッションは終了しました。
私の踊りもそれなりに喜んでいただけたようでしたが、アシスタントなすちゃんの巨体揺らしながらのフラダンスには到底叶いませんでした…くく(ハンカチを噛み締めつつ)。終了後は全員でお茶を飲みながらよもやま話をしましたよ。初対面なのに、とても気さくに色々なことを教えていただき、楽しかったです。
集会所の自動販売機を御覧ください、ご当地ヴァージョンでしょうか。
帰り際、外の様子を撮影していたアシスタントなすちゃんが興奮気味に
「ここの集会所の裏から見た風景、すごかったですよ」
と教えてくれましたが、すごいですね。広田湾を眺める住民のお二人の背中と、静かな海。胸にせまります。撮影、ありがとう!なすちゃん。
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