国立音楽大学の音楽療法コースを担当している精神科医の阪上正巳先生からお声掛けいただき、今年初めて夏期セミナーの講師をすることになりました。学生時代から一度も足を踏み入れたことが無かったので、どこにあるのかさえ知りませんでしたが、何と大きくて立派な音大でしょう…(脳裏に蘇る、狭くて小さいニチゲイの江古田校舎)。
到着した時間がちょうど講義中だったので、不審者のごとく自主的に自分の担当する部屋へ侵入してみたのですが、びっくりするくらい広い階段教室でした。これで受講生が数名だったら、何か寂しいですよね。
(しかし実際の受講生は100名を超えていました)
講師控室に自分の名前が書いてあったので、図々しくお邪魔してくつろいでいたところ、いつもこまめに連絡を下さる事務の方とお会い出来ました。契約書にサインなどして、時間が来るのを待ちます。
私の担当する「被災地の音楽療法」がセミナーの最後のコマだったのですが、受講生の皆さんはお疲れだったにも関わらず、とても熱心に耳を傾けてくださいました。生々しい話や、悲しい話なども織り交ぜましたが、あまり後味が悪くならないようにと時折は現地で行っている活動を体験していただくなど、メリハリつけて話すように心がけました。
終了後、阪上先生からお褒めの言葉をいただき、ほっとしました。翌日また地元で仕事だったのでとんぼ返りだったのですが、私にとっても貴重な体験となりました。ありがとうございました。
コメント