当初は、それまで保健センターの介護予防教室や、公民館の健康講座などで用いた「懐メロ」「童謡唱歌」「民謡」の歌詞を流用していた被災地での音楽療法ですが、徐々に
「あの曲ないの?」
といった声も出てきて、参加者のリクエストを募っているうちにどんどん持ち歩いている歌詞のレパートリーが増えてきました。
150曲→300曲
この一年でこれくらい増加!
大きな模造紙に一曲、なので持ち歩く研修生やなすちゃんには苦労をかけます‥ごめん、そして有難う。
(自分でも持てっつの)
さて、これだけの曲数を用意して毎回のぞんていますが、反応が芳しい曲とそうじゃない曲があります。
そうじゃない曲は徐々に使わなくなっていきます。
人気の曲はどこにいっても人気。
昨年10月から開始した仮設巡回音楽療法での記録から統計をとりましたので
「被災地で使用した曲」
のうち、回数の多い順から御紹介したいと思います。
皆さんは使用頻度の高い曲は何だと思いますか?
下記の答えを見る前に、予測してみて下さい。
予測しましたか?
ではランキングを発表します。
1位
「一週間に十日来い」 五月みどり
2位
「お富さん」春日八郎
3位
「リンゴの唄」並木路子
同率4位
「青い山脈」藤山一郎・奈良光枝
同率4位
「命くれない」瀬川瑛子
同率4位
「花街の母」金田たつえ
同率7位
「勘太郎月夜唄」小畑実
同率7位
「北国の春」千昌夫
同率7位
「港町十三番地」美空ひばり
同率10位
「だんな様」三船和子
同率10位
「二輪草」川中美幸
‥多分、正解者はいないのではないかと思われます。
1位、すごいでしょう?びっくりでしょう?
物凄く意外な曲ではないですか?
実はこの曲、私あちこちで
「あてふり」
を披露していて、踊ると物凄く皆さんから喜ばれるんです。
他の曲でも
「マドロス」
「股旅」
で踊れる曲が多いですね。踊れる、というのは重要なキーワードです。
あとはご当地ソング。
岩手県出身歌手、もしくは岩手がモチーフの曲が人気です。
全体的に、夜の匂いというかちょっぴりアダルトな感じの曲が人気だという印象ですね。
お座敷系というか。
こんなわけで、仮設にお邪魔する時は芸者さんのカツラが手放せません。
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