魅惑の三陸方言

●オノマトペ
「でんきぺっかめぐ」
電気がついて光っている様子。
ぺっかめぐ、と口に出してみると非常に気持ち良いです。
「ぼんぼになる」
鉛筆の先っちょが丸くなった様子。
これも心地よい発音ですね。
●動作
「すてでんぎ」
片足跳びのことだそうです。
「びんぼうぽうろぎ」
貧乏揺すり?だと思います。
ほうろぐ、は揺れる、揺するの意味。
●キャラクター
「だんすほうろぎ」
昭和初期、大槌町でモダンな西洋風の踊りを踊る若い衆を指して、こう揶揄したのだそうです。ショウワモダンな方言!
「かぼちゃさめはな」
カボチャに目と鼻をつけたような、あまり造作の良くないお顔のことを揶揄した言葉。逆の意味で「たまごさめはな」と言ったりするそうです。
「もちゃぽいなす」
物を粗末にする人のこと。
「へっかす」
役立たずの意味。屁の上、滓とまで‥。
「てなが」
盗人。手が長いから、でしょうか。
あと、大槌町吉里吉里の言葉は辞典になっているのですが、人を指す言葉がなんとも洒落がきいているというか、ウィットに富んでいるというか、面白いものばかりです。
「秋松」
飽きやすい人のこと。
「ずらる民」
ずらっとしている=厚かまい、図々しい人のことを称してこう呼ぶのですが、金属のジュラルミンを文字ってこんな言葉もあるようです。
「あひるっこ」
昔の成績表は「甲乙丙丁」でした。
乙は甲よりも低いので、あまり成績良くない子供のことを乙の漢字の形状からこう呼んだそうです。

コメント

  1. よしえ より:

     あひるっこ。。
    叔母が使ってました。
    ほろぐ。。。
    物を揺するような感じでしょうか。これもニュアンスがあってね。
    ゆすって落とす時に使っているように思います。
    宮古の言葉の事典。
    お渡しそびれたままでした。

  2. 智田邦徳 より:

    よしえさん
    「たますぽうろぎ」
    は、あまちゃんでも出てきましたね!
    ほろぐ、という使い方はこれから勉強したいなと思っています。他にもニュアンスの難しい宮古弁おおいですね

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