5月 01

「歌と体操のサロン」へのお誘い

ブログ「歌うどんぐり。」をご覧の皆様、いつもご愛読ありがとうございます。また、日頃より多くのご支援やご声援を賜り、心より御礼申し上げます。

2011年3月11日に発生した東日本大震災の被災地となった三陸沿岸の地を訪れ、音楽療法士として被災した人々の心と身体の健康を見守り、コミュニティの再生を支える活動を開始して6年が経過しました。致し方のないことですが、昨今はゆっくりと確実に震災の記憶は風化し、現地へと足を運ぶ支援者も減り続ける一方です。しかし、忘れ去られようとしている三陸には、未だに癒えない傷を負い暮らしを取り戻せずにいる人が少なからず存在しております。我々はこの事実をできるだけ多くの人に知って欲しいと思っています。

今、三陸はどれくらい復興が進んでいるのか。被災した人々の暮らしはどうなっているのか。当時と変わらずに心を寄せてくださっている皆様へ、一般社団法人東北音楽療法推進プロジェクト“えころん”から「歌と体操のサロン」へ一度ご参加くださるようお誘い申し上げます。そして三陸の人々との交流を通して、色んなことを感じていってほしいと願っています。

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1.いつ開催されるのか?

2017年度(4月から2018年3月まで)のうち、実施済の4月分を除いた年間スケジュールは以下の通りです。

2017年5月

7日(日)    am宮古市「清寿荘隣接」 pm宮古市「高浜」
14日(日)    am宮古市「鍬ヶ崎小」 pm宮古市「浄土ヶ浜第三駐車場」
20日(土)    am宮古市「愛宕小」 pm宮古市「中里」
21日(日)    am大槌町「安渡第二」 pm大槌町「小鎚第二十」「吉里吉里第二」

2017年6月

4日(日)    am宮古市「なかよし公園」 pm宮古市「西ヶ丘」
17日(土)    am宮古市「グリーンピア田老グラウンド」 pm宮古市「鍬ヶ崎公民館」
18日(日)   am大槌町「安渡第二」 pm大槌町「小鎚第十七」「小鎚第四」
24日(土)    am宮古市「実田」 pm宮古市「児童相談所隣接」

2017年7月

2日(日)    am宮古市「清寿荘隣接」pm宮古市「高浜」
9日(日)    am宮古市「鍬ヶ崎小」 pm宮古市「浄土ヶ浜第三駐車場」
15日(土)    am宮古市「愛宕小」pm宮古市「中里」
16日(日)    am大槌町「安渡第二」 pm大槌町「小鎚第五」「吉里吉里第二」

2017年8月

6日(日)    am宮古市「なかよし公園」 pm宮古市「西ヶ丘」
19日(土)    am宮古市「グリーンピア田老グラウンド」 pm宮古市「鍬ヶ崎公民館」
20日(日)    am大槌町「安渡第二」 pm大槌町「小鎚第十七」「小鎚第四」   
27日(日)    am宮古市「実田」 pm宮古市「児童相談所隣接」

2017年9月

3日(日)    am宮古市「清寿荘隣接」 pm宮古市「高浜」
10日(日)    am宮古市「鍬ヶ崎小」 pm宮古市「浄土ヶ浜第三駐車場」
16日(土)    am宮古市「愛宕小」 pm宮古市「中里」
17日(日)    am大槌町「安渡第二」 pm大槌町「小鎚第二十」「吉里吉里第二」

2017年10月

1日(日)    am宮古市「なかよし公園」 pm宮古市「西ヶ丘」
7日(土)    am宮古市「グリーンピア田老グラウンド」 pm宮古市「鍬ヶ崎公民館」
8日(日)    am大槌町「安渡第二」 pm大槌町「小鎚第十七」「小鎚第四」   
15日(日)    am宮古市「実田」 pm宮古市「児童相談所隣接」

2017年11月

5日(日)    am宮古市「清寿荘隣接」 pm宮古市「高浜」
12日(日)    am宮古市「鍬ヶ崎小」 pm宮古市「浄土ヶ浜第三駐車場」
18日(土)    am宮古市「愛宕小」 pm宮古市「中里」
19日(日)    am大槌町「安渡第二」 pm大槌町「小鎚第五」「吉里吉里第二」

2017年12月

3日(日)    am宮古市「なかよし公園」 pm宮古市「西ヶ丘」
10日(日)    am宮古市「実田」 pm宮古市「児童相談所隣接」
16日(土)    am宮古市「グリーンピア田老グラウンド」 pm宮古市「鍬ヶ崎公民館」
17日(日)    am大槌町「安渡第二」 pm大槌町「小鎚第十七」「小鎚第四」

2018年1月

7日(日)    am宮古市「清寿荘隣接」 pm宮古市「高浜」
14日(日)    am宮古市「鍬ヶ崎小」 pm宮古市「浄土ヶ浜第三駐車場」
20日(土)    am宮古市「愛宕小」 pm宮古市「中里」
21日(日)    am大槌町「安渡第二」 pm大槌町「小鎚第二十」「吉里吉里第二」

2018年2月

4日(日)    am宮古市「なかよし公園」 pm宮古市「西ヶ丘」
10日(土)    am宮古市「グリーンピア田老グラウンド」 pm宮古市「鍬ヶ崎公民館」
11日(日)    am大槌町「安渡第二」 pm大槌町「小鎚第十七」「小鎚第四」  
18日(日)    am宮古市「実田」 pm宮古市「児童相談所隣接」

2018年3月

4日(日)    am宮古市「清寿荘隣接」 pm宮古市「高浜」
11日(日)    am宮古市「鍬ヶ崎小」 pm宮古市「浄土ヶ浜第三駐車場」
17日(土)    am宮古市「愛宕小」 pm宮古市「中里」
18日(日)    am大槌町「安渡第二」 pm大槌町「小鎚第五」「吉里吉里第二」

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2.現地まではどうやって行けばいいのか?

お一人様までなら、我々の車両に同乗していただき、現地までご案内することが出来ます。出発地点である盛岡市から現地までは無料送迎可能です。2人以上の場合は、レンタカーもしくは公共交通機関(JR線、路線バスなど)をご利用いただきます。

宮古市のみの日程では盛岡市を朝8時に出発、同日の夕方6時前には盛岡に到着します。遠方からいらしていただく場合は盛岡市に前泊(場合によってはもう一泊)していただく必要があります。

宮古市と大槌町を土日二日間で巡回する日程が月に一度あります。この場合は、宮古市、山田町、大槌町、釜石市のいずれかの宿泊施設に泊まります。ご希望があれば、こちらで宿泊予約の代行をいたします。

3.申込方法

当法人の事務局Eメールアドレス contactsアットマークekollon.jpまでお知らせ下さい。できるだけ、ご希望の日程一ヶ月前までにお知らせいただければ、円滑にご案内のプランを立てることが出来ます。参加費はもちろん無料です!

皆様のお越しを心からお待ち申しあげております!三陸の素敵な皆さんに、是非会いにいらしてください。

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8月 11

三陸に泊まろう!第14回目 宮古市「みかわ旅館」

ここずっと三陸の泊まり仕事は大槌町大ヶ口にある「民宿六大工」で安定していたのですが、宿の都合で8月は予約が取れませんでした。かわりにどこ泊まろうかねえ、と宮古市を巡回中にふとした路地に入ったところ、何だか新しくて良さそうな宿を発見。そのまま飛び込みで予約を入れました。

宮古市磯鶏石崎にある「みかわ旅館」です。ここはもともと民宿だったのですが、東日本大震災で建物が被災して3年ほど休業していたのを、昨年再開。地元密着型のアットホームな旅館です。

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国道からちょっとだけ路地に入った場所にあります。裏側っぽい方に玄関があります。

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隣は工事関係者のプレハブがででーんと建っていました。国道の向こう側に海岸がありますが、工事中のため一般人は立入禁止区域です。ツルハドラッグという店が徒歩圏内で非常に便利でした。

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看板に料金が明示してあって親切!そして安い!

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いつも民宿では自分で布団を敷くのですが、ここはベッドでした。楽ちん。

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折りたたみ式のテーブルが備え付けてあって、これも助かりました。

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我々は二階の部屋に泊まったのですが、他は復興工事の関係者が多く滞在していました。廊下の一角には喫煙スペースがあります。

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玄関を入って左脇には食堂があって、夜はお酒を、朝はコーヒーを注文することが出来ます。我々はもちろん生ビールを注文しました!暑い夏には最高ですね。

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アシスタントなすちゃんもご満悦の表情です。

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一日目の夕飯はこんな内容でした、味付けがすごく好みで美味しかったです。野菜と海藻、お魚中心なので健康的です。

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お風呂、とても大きかったです。

ここに泊まる前の週に訪問した仮設住宅で

「実は今度、大槌町じゃなくて宮古市に宿をとったんですよ。初めて泊まる宿なんですが」

と言ってみかわ旅館の話をしたら、住人の方に

「ここに以前いらした方がやっている宿よ」

と教えてもらって、我々はとても驚きました。なんという偶然!「歌と体操のサロン」でお会いしたのは、現在のみかわ旅館ご主人のお母様にあたる方で、二日目の朝食の際、久々にお会いすることが出来ました。我々のことをちゃんとおぼえていてくださって感激しましたし、お元気そうで安堵いたしました。

場所は宮古市の中心部から離れていて、観光できる海からも少々距離がありますが、車でお越しの方ならここに宿をとってみるのも良いかと思います。おすすめです。

11月 17

三陸に泊まろう!第13回目 釜石市「民宿前川」

久々の「三陸に泊まろう!」です。定宿にしていた大槌町「六大工」が都合悪くなってしまい、別の宿を探していたところ、鵜住居(大槌町と釜石市の間にある集落)の仮設で食堂を営んでいた方が民宿を再開したとの情報を聞いて、予約をとりました。当日、カーナビを頼りに暗闇の浜辺を運転していったのですが、街灯もなく舗装されていない細道だったので、かなり心細かったです。

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民宿前川の外観です。高台にあるのですが、眼下は津波で流されてしまった光景が広がります。箱崎の海は工事関係の船やクレーンがたくさん見えました。

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実はせっかく予約確認の電話を女将さんからいただいていたのに、事務局に誰もいなかったことからキャンセル?と思って気が気ではなかったと言われました。申し訳ない‥。でも無事に部屋も用意していただき、美味しい夕食をいただくことができました。

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玄関からすぐの場所にある憩いのスペースです。

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一日目の夕食!豪華!

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ほたて、鯵、鮭、あわび!!

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開業一周年なので、お風呂場も新しくて綺麗です。画像ではわかりにくいのですが、巨体の男が二人並んではいれるくらいの広さです。

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こちらは二日目の夕食。お刺身も白子もイカも、全部宿のご主人がその日漁でとってきたそうです。タラの刺身は新鮮なものじゃないと食べられませんからねえ。手前のところてんも、天草から作ったそうです。

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朝食はこんな感じでした。ボリューム満点のうえに、女将さんがどんどんミカンやむいたリンゴを持ってくるので、本当におなかいっぱい。

女将さんは話好きな方で、私の質問にも丁寧にたっぷりと答えてくださいました。食事のときは奄美大島から仕事に来ている船の船長さんも交えて、三陸の方言がちゃんとわかるのかどうか、という話題で盛り上がりました。拙著「三陸ことば絵本」を差し上げたところ、大変喜んでいただきました。

津波のときにお二人は大事な娘さんを亡くして、今はたった一人のお孫さんの成長を楽しみに仕事を頑張っているのだそうです。津波前のご近所さんたちが、また元の集落に戻ってこられるように‥と、一周年記念の宴会には皆さんを招待してさしあげたとのこと。素晴らしいですね。

また近々、泊まってみたいと思いました。本当にお世話になりました。

一泊二食付、税込み7000円。

10月 16

宮古市「きむら」で楽しい一夜を

2011年3月の東日本大震災発生後、宮古小学校体育館の避難所で初めて出会い、あゆみ公園仮設で再開した木村さんご夫妻。もともとは埼玉県で流しのギターを演奏していた旦那さんと、歌の上手な奥さんが一念発起して、宮古市向町に新装開店させた居酒屋「きむら」で、念願の楽しい一夜を過ごしてきました。

前も書いたような気もしますが、そもそも木村さんと最初にお話をしたのは、我々がまだ避難所を純化していた頃なので、2011年5月か6月頃だったと思います。何度か他の方々へ懐メロを歌ったりクラシックや映画音楽のリクエストに答えている様子を、ご自身の寝泊まりしているエリア(音楽療法の場所に近いところでした、確か)からご覧になっていて、ある日ご自身が流しとして数十年歌を歌っていたこと、夫婦で新天地を求めて2004年に埼玉県から宮古市へ引っ越して店を始めたこと、せっかく軌道に乗った店が津波で流されて、ご自身も半身麻痺という病魔に冒されていること…などを語ってくださいました。翌週、音楽療法では使わなくなった安物のクラシックギターをリハビリに使ってください、と進呈したところ、木村さんは涙を流しながら

「音楽をやってる人ってあたたかいね」

と私に言ってくださったこと…を今でも昨日のことのように思い出します。その後、宮古市内の仮設住宅を巡回するようになってから、偶然あゆみ公園仮設にお住まいの木村さんと再会を果たしました。何度目家の訪問のあと、木村さんが再開したお店でお昼ごはんをご馳走になった時にいただいた餃子とお刺身がとても美味しくて、いつかは夜にお邪魔してお酒飲みながらまた食べたいなーと思っていました。実現して感無量です。

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周囲は空き地のままですので、橋の袂にいくとわかりやすく「きむら」が建っております。私とアシスタントなすちゃんはホテルで借りた自転車に乗っていきましたが、宮古駅から向かう方はタクシー使ったほうが良いかと思います。

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お通しのみょうが甘酢漬けとおくら、小松菜のお浸しです。

予告なしでおじゃましたので、ご夫妻ともびっくりなさってましたが、ほぼ満員の店内を忙しそうに切り盛りされてまいた。復興工事関係のおじさんや初めて店に来て美味しい美味しいと喜んでいる若いご夫婦と仲良くなって、一緒にお酒を飲んでよもやまばなしをすることができました。

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刺し身三点盛りは何と800円!三陸でとれた魚ですよー、なんでこの値段なんでしょうか。

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「これ、つまみにちょっと食べてみてよ」

と木村のお父さんがくれたのは、にんにくスライスの甘酢漬けです。み、緑色?なんでもとれたてのにんにくはこの色になるんですって!

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そしてお父さん自慢の餃子、これで500円!アシスタントなすちゃん、あっというまに二皿平らげましたが、お客さんの中にはふつーに20個、40個ぺろりと食べる人がいるんだそうですよ。納得の味です。

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若夫婦の旦那さん、翌日は野球大会があるというので深酒しないようにセーブしておりましたが、とても話の面白いお二人でした。地元の若者のパワーが復興に大きな力となっているのだなあ、と実感。

(一応、この場ではブログに掲載する旨は許可いただきましたがなにぶんお互いお酒が入っていたので、もしNGだった場合はご一報ください、Sさん)

70歳を過ぎて未曾有の災害に遭遇し、全てを失い自らも病魔に倒れながら、不屈の精神と明るさで逆境を乗り切り、今はこうやって人々から愛される店を切り盛りしている木村さんご夫妻。お二人の生き様に励まされて、私も不屈の精神で仕事を頑張っていきたい!と思います。

5月 23

三陸に泊まろう!第12回「ホテルルートイン宮古」

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宮古市に詳しい方なら、藤の川を通れば

「ああ、ここにレストランまるみつがあったなあ」

とか

「スポーツジムやカラオケのあったホテルが懐かしいなあ」

と思い出すかもしれません。今はこのホテルルートイン宮古が建っています。私も被災前のあの風景が懐かしく、一度この新しいホテルに泊まってみたいなと思っていました。

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他のルートインと違う点は、2階建ての低い建物だということ。復興支援ホテルとして建設されたので、客は殆どが復興工事関係者です。

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玄関で靴を脱いで、スリッパに履き替えます。フロント周辺は部屋着のまま歩く客の姿が目につきます。みなさん、リラックスした様子。何だかレジャー銭湯のような雰囲気。

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部屋はご覧のとおり、普通のビジネスホテルです。廊下を歩いていると、あちこちドアが半開きになっていて、中からタバコと酒の匂い、宴会の笑い声が聞こえてきました。

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夕食会場は1階の大食堂。メインのおかずと副菜を取り、ご飯やサラダや汁物はおかわりできます。

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「宿木村」を思い出す、がっつりメニュー!

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朝食はこんな感じです。

やはり現場へ向かう工事関係者は朝がとても早く、朝食会場の混雑ピークは朝7時前でした。我々はチェックアウト時間ぎりぎりに食べて、ゆっくり過ごしましたよ。お風呂場が広く、寛げました。

一泊二食 7,800円から。詳細はホテル公式サイトをご参照ください。