9月 29

第18回療育キャンプ 2015/9/26-27

毎年恒例の療育キャンプ、今年も参加しました。岩手県手をつなぐ育成会から岩手県障がい者社会参加推進センターに変わりましたが、この18年間いこいの村(八幡平市)で継続して開催されている大事なイベントです。私もほぼ全て参加しておりますが、参加するお子さんもスタッフも様変わりしました。

さて、我々(智田&アシスタントなすちゃん)は宮古市の仮設巡回を終えてからの参加だったので、初日はおたのしみ会から歌の伴奏として入りました。今年のメインは高山仁志さんのバイオリン演奏です。

IMGP9145

高山さんは以前もこのブログでご紹介しましたが、ご自身が幼い頃に重い病気にかかり、その後も障害を抱えながらバイオリン演奏で人々の心に音楽を届ける活動をずっと続けています。今回も会場にいた全員が、その素晴らしい音色にとても感動をしました。

IMGP9163

明けて二日目、動作法のあとにお子さんとスタッフを前にスライドを使ったいくつかの活動を行いました。いつものことですが、スライドは活動の直前に作っています。

IMGP9165

なるべく援助者(スタッフ)自身が楽しんで、その笑い声がお子さんの耳に届くといいな‥と思いながら、たくさんのネタを笑いを交えながら届けるようにしています。

IMGP9183

音の出る楽器のほか、触って心地よいおもちゃや、形や音や色彩が面白い小道具なども多用します。

IMGP9195

とても広い会場を、どんどん移動するお子さんもいて、それに合わせて即興演奏するのも楽しかったです。

今回使ったスライドのうち、ひとつご紹介しますね。

スライド1

スライド2

スライド3

スライド4

スライド5

スライド7

スライド8

スライド9

スライド10

スライド11

スライド12

スライド13

スライド14

スライド15

スライド16

スライド17

スライド18

スライド19

スライド20

スライド21

スライド22

スライド23

スライド24

この続きは‥どうなるのでしょう?それは今度お会いした時にこっそり教えます。

(お手々のてっちゃんで古谷三敏の漫画を思い出したあなたはアラフィフです)

9月 25

「音楽療法集中講義」岩手大学教育学部 2015/9/21-23

世間ではシルバーウイークという名の大型連休でしたが、私はこれまで隔年のペースで担当してきた岩手大学教育学部の講義を(昨年度からまだ一年しか経っていませんが諸事情により)実施してきました。まあ、諸事情というのは音楽療法の講義が今回で最後(の予定)だからです。2003年に開始したので、もう12年にもなるのですね‥当時の学生さんは既に30歳を過ぎて立派な社会人になっているのでしょうね。

IMG_3298

3号館と呼ばれていた頃はニカワ臭い古びた建物でしたが、昨年改築してすっかり小奇麗になっておりました。連休中だから閑散としておりましたが、木々が鬱蒼と繁っている環境はとても好きでした。

さて、今回の履修生は20余名。そのうち数名が現れませんでしたが、昨年度が4名だったので大幅増です。多忙な毎日だったので特に準備も何もしていないまま、場当たりで三日間すすめることにしました。

21日(月)
1.学生による自己紹介(出身地、専攻、最初に買ったCDなど)
2.グループ分け(10万円あったら音楽、食べ物、ファッションのうちどれに使うか?の回答別で)
3.他人の似顔絵描き
4.他人に向けた想像(小さいころのニックネーム、好物、ペットの名前など勝手に推察)
5.自分に関する記述(三色のポストイットに)長所、短所、将来の展望
6.リーダーを決めて、一人ひとりが上記に関することをプレゼン。お互いに意見交換
7.話し合いの中で浮かび上がってきたキーワードをポストイットにたくさん書き出す
8.キーワードを眺めて、ざっくりとグループのテーマを決める

IMGP8996

IMGP8999

IMGP9001

昼休み
9.「31ゲーム」
10.歌詞かるたでテーマにそった作詞の作業を開始
11.出来上がったフレーズをポスト・イットに書いて壁に貼りだす
12.フレーズを構成
13.グループごとに発表

教育学部の中でも色んな専攻があり、同じ学年でも話をしたことが無い相手が大勢いたとのこと。まずは三日間同じグループで作業をするので、お互いを知り結束してもらうための場作りに時間をかけました。出来上がった歌詞には曲をつける予定でしたが、思ったより学生の皆さんがじっくりと吟味しながら作業をしていたので、時間切れとなりました。ここには紹介できませんが、面白い歌詞ばかりでしたよ。

IMG_3307

二日目
1.「おじいちゃん、おばあちゃんが好きそうな曲20」を想像しながら曲名をポストイットに書く
2.グループ内でお互いの書きだした曲を確認しあい、共有
3.3つのグループごとに曲名を発表、自分のグループが独自に出した曲名に絞る
4.独自の曲を講師が講評(高齢者領域で認知度が高いかどうか、使用頻度が高いかどうか)
5.20曲のスタンダードをグループで選定(第1次)
6.歌集、楽譜集、資料を配付。これらを見ながら新たな5曲を調査し追加する(第2次)
7.足りなかったので3曲追加(第3次)
8.これら懐メロに平成の流行歌から「俺達の時代の曲」として高齢者に紹介する歌を2曲追加

IMG_3310

昼休み
9.「昭和ニュース映画」のDVD。を上映
10.ファッション(昭和30年代)のスライド上映
11.昭和と平成のランキング(PowerPoint)上映
12.三陸ことばと合併前の岩手県地図‥以上の資料から、高齢者の青春時代の様子を知る

休憩
13.グループごとに「高齢者施設へ慰問」を想定して、活動内の手遊びと歌の組み合わせを考える
14.グループごとに発表
15.お互いの良いところ、悪いところを考えてシェア

上にある「スリラー」と書いた紙ですが、祖父母世代の高齢者にはマイケル・ジャクソンがいいんじゃないのかしら?と真剣に応えた学生がいて、あらゆる意味で衝撃的でした‥マイケル、いつの時代の人だと思っていたんだろう?面白いなあ。

IMGP9016

三日目
1.円になってボディパーカッション、リーダーを順番につとめる
2.三人組で、自分の考えたリズムで合奏する(365歩のマーチ)
3.簡単な有酸素運動とペアストレッチ
4.グループに戻って「サザエさん」に合わせた保育園でのお遊戯を考案
5.療育キャンプでのスヌーズレンの様子を見せる
6.児童領域における音楽療法の意義「表現を促す」「五感を使う」「発達につながる」の説明
7.楽器争奪(?)イントロ当てクイズ
8.児童領域の活動「あそびにきたのはだれかしら」「わたしをさがしてね」紹介
9.「ものがたりの感じられる」読み聞かせと音楽を融合した活動をグループごとに考える

IMGP9031

昼休み
10.引き続き活動作り
11.グループごとに発表会
12.撮影したVTRを見ながら問題点や感想をシェアリング
13.緩和ケアの音楽療法DVD鑑賞
14.「臨終の際に聞きたい音楽8曲」を書く
15.書いた歌の紙を学生同士で「私の大事な音楽をプレゼント」と交換
16.「三日間で学んだこと」「自由に感想」レポート提出で終了

IMG_3334

提出されたレポートの大半に

「三日間の集中講義なので、ずっと音楽療法に関する講義を座りながら延々と聞かされるんじゃないかと覚悟していたけど、遊び感覚で参加できたのであっという間でした」

とありました。本当はみんなが戦々恐々としていたような座学で三日間やれば、本当に充実した学術的な講義になったんだと思いますが、担当者が私のようなおちゃらけた人間だったのが運の尽き‥何かの不幸だと思って諦めてもらうしかありません。でもまあ、無い袖は振れないので。実力以上のことは出来ません。

東日本大震災の被災地で実施した活動の紹介は本当は迷いました。事前に学生全員から被災地出身かどうか、PTSDになるような被災体験は無いかどうかしつこく聞いて、誰も該当者がいないことを確認してからお見せしたのですが、レポートには実は祖母の家が‥などの記述があり。でも、その学生さんは被災地で音楽を使うことの意義や大切さを訥々と感想として書いてくれて、やってよかったなあ‥と有難く思いました。

IMGP9042

これから先、大学で非常勤講師として音楽療法の話をする機会が訪れるのかどうかは定かではありませんが、学生との語らいや交流は私にとってとても意義深い体験だったので、その日に備えて少しずつ語るべきことや伝えたい教えを増やして行こうと思います。

7月 26

一関市「岩手県立千厩病院」2015/7/24

陸前高田市「長部公民館」の後、大急ぎで千厩まで移動しました。というのも、昔わたしのもとで音楽療法の現場研修をした吉田まき子さんが、いつの間にか医学部を卒業してお医者さんになり、研修医として千厩病院に勤務しているのですが、彼女から院内研修の講師依頼がきたのです。光栄なことです。

IMGP7925

右側にいるのが吉田まき子さんです。すっかりドクターの顔ですね!

音楽療法の講師をする前に、実際に病棟でセッションを実演いたしました。リハビリ病棟にお邪魔して、開始時間を患者さんたちと待っていようかと思ったのですが‥何と高校野球の岩手県大会決勝戦の真っ最中だったので(しかも延長12回!)皆さんそれどころでは無かったご様子。途中でテレビを切ったら気の毒だったこともあり、無理を言って開始時間を延長していただきました。それまで皆さんに打楽器をお渡しして、一緒に応援!

IMGP7912

残念ながら勝負はつかず、翌日に試合は持ち越されました。10数分遅れて、セッション開始。

疾患や症状を詳しくお聞きしていなかったのですが、皆さんの様子を拝見してアクティビティをその場で決めて、セッションを進めました。主に上肢の運動と発語(構音)を組み合わせた活動でしたが、とても熱心に取り組んでくださったようで安心しました。そして背後で見ていてくださったスタッフの皆さんが、非常に良い笑顔を振りまいて一緒に体を動かしていたのが見えて、こちらもほっこりしました。

IMGP7924

「楽しかったよ!」と最後に声をかけてくださる方が多くて、嬉しかったです。

1時間弱の活動のあと、スタッフの皆さん対象に音楽療法の話をしました。県立病院といえばびっくりするほど業務が忙しくて大変な現場と聞いているので、大勢の方が時間を割いて集まってくださったことに心から感謝です。

IMGP7926

院長先生はじめ、皆様にはとてもお世話になりました。本当にありがとうございました。そして吉田まき子さん、どうぞこれからも人に愛される素晴らしいキャラクターを活かして、立派なお医者さんになってくださいね。応援しています!

3月 10

盛岡市「ゆうの会」2015/3/8

年度末の恒例行事となりました、盛岡市手をつなぐ育成会の有志で集まった「ゆうの会」の皆さんと一緒に1時間半のセッションを楽しむ日曜日です。今年度は都合により二回の開催となりましたが、皆さん風邪もひかずに元気にご参加くださいました。

IMGP5888

場所はふれあいランド岩手の音楽室です。今回は4チームに分かれて、ことばカードを使ったBINGOゲームを行いました。

IMGP5890

あらかじめ提示した動物のカードを見て、16コマに分割された紙にひらがなで名前を書き入れていきます。その後、チームごと順番にカードを引いて、該当するカードを引き当てたらどんどん丸をつけていきます。最初にBINGOを出したチームの勝ちです。

IMGP5894

そろそろリーチも増えてきて、あと一個…というところで、チームメンバーから

「あのカードを引いたらBINGOだよ!」

と声援を受けた方が、どうしても自分の好きなカードでなければ気が済まない!と全く違うカードを引く場面もありましたが、それぞれ人によってゲームの楽しみ方が違うのはとても良いことだと思います。それをお互い受け入れ合って、和気あいあいと楽しんでくださっているようで安心しました。

価値観が違っても、認め合い、受け入れ合う仲間たちの姿に胸を打たれました。私もそうでありたい、と思います。また来年、お会いしましょう!それまでお元気で、皆さん。

11月 05

紫波町「子育て応援センターしわっせ」2014/11/27

IMGP4483

IMGP4481

IMGP4485

IMGP4475

10月は子供相手の仕事が多くて、個人的に大変うるおいました…つやつや。

「しわっせ」は我々の法人で初めて自主事業を開始した「えころん幼児教室」の会場と同じ「オガール」にあるのですが、本当にここの空間は心地よくて、デザインって大事だなーと実感しました。しわっせのスタッフさんもとても熱心で楽しい方ばかりです。

子供相手の時に顕著なのですが、私のセッションは楽しさに少々「ホラー」とか「ショッキング」が加わります。笑顔の他に、ちょっとだけびっくり!やら怖い!やら涙ちょちょぎれ!が入ります。

「音楽療法は夢と希望とトラウマが少々」

というのがモットーです。