3月 09

大船渡市で介護予防の音楽療法についてお話をしてきました

陸前高田市などで頻繁にご一緒する岩手県高齢者総合支援センターさんから、今回ご依頼いただきました。大船渡市盛駅の隣にあるカメリアホールを会場に、大船渡市地域包括支援センター主催だったと記憶しております(が、間違っていたら申し訳ありません)。初めてお邪魔しましたが、とても広くて使いやすそうなホールでした。

参加してくださった受講生の皆様は、大船渡市のほかに陸前高田市や住田町、遠くは岩泉町からもいらしてくださっていました。高齢者をサポートする施設や関連機関に所属する職員さんたちです。

事前に

「参加する皆さんにとっても、楽しめるような内容に」

とオーダーがありましたので、私なりに2時間半みっちりとつとめさせていただきました。

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お話を終えて、数名の方が感想を言いにいらしたのですが、これから音楽療法を学ぶにはどうしたらよいのか?とか、セッションの具体的な場面での対処方法についての質問など、かなり皆さん真剣に私の話を聞いてくださったようで、嬉しかったです。ありがとうございます。

とにかく今、被災地の高齢者施設でてんてこ舞いな皆さんが、明日から少し楽になるような内容で…と思って組み立てた2時間半でした。

3月 06

大船渡市「盛保育園」2015/3/6

そろそろ3月11日だな…4年がたつな…と過去を振り返ると、必ず最初に脳裏に浮かぶのが、震災から二週間後に出席した大船渡市盛保育園の卒園式です。当時、担当していた子どもたちの何人かは家を失い、日々の暮らしもままならない状態での旅立ちでした。我々も道路事情が悪くガソリン補給が出来ない中での遠出でしたが、子どもたちの卒園の現場に居合わせることが出来て幸せでした。一生、忘れることのできない出来事です。

今年もまた、旅立ちの季節、巣立ちの瞬間に我々は居合わせることが出来ました。二年間、隔月で音楽療法の時間を共有してきた子どもたちとお別れの瞬間です。

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二人一組になってじゃんけんをして、勝ちと負けでチームを分けました。負けチーム、やる気満々でリベンジ開始です。

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それぞれのチームから代表選手が順番に出てきて、空気入れで風船を膨らませ、どこまで遠くに飛ぶかな?という勝負をしました。勝利すると花の首飾りをかけてもらえます。応援団は自分のチームの代表者へ、惜しみない声援をおくります。

ちなみにふくらませている間のBGMは、中森明菜「ミ・アモーレ」です。時々は気分を変えて「赤い鳥逃げた」にします。

(わかりにくいネタ)

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途中から子どもたちが

「ラッスンゴレライにして!」

とリクエスト。良く知らないので「あったかいんだからあ」で許してもらいました。トーナメント戦で勝った子はどんどん首飾りをかけてもらえますが、負け続ける子はなかなか首飾りをもらえません。最後のセッションだから手加減して、負けても首飾りを…と一瞬考えましたが、これから小学生になる子たちにあまり大人の事情でルールを曲げるようなことをしたくなかったので、すべてガチで通しました。時間はかかりましたけどね。

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記念撮影をぱちり。

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「卒園おめでとう、みんな小学生になったらきっと智田先生やなすちゃんのことを忘れてしまうと思いますが、それでいいんですよ。ただ、音楽で遊んだのが楽しかったな、という気持ちだけ持っていてくれたら、とても嬉しいです」

と最後に話をしました。すると、一人の女の子が教室に戻る時にそっと私の手を握りに来て

「わたしはね、ぜったい忘れないから!」

と言ってくれました。

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2月 07

大船渡市「沢川」2015/1/29

いつもなら午前中は隣接する盛保育園の音楽療法なのですが、事前に園側から病欠児童が多いと連絡を受けて中止が決まっており、空いた時間に午後に予定していた沢川仮設の音楽療法を入れました。快く変更を受け入れて下さった支援員の皆様、住民の皆様、ありがとうございました。

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お邪魔した時は、お集まりになっていた皆さんが何やら夢中で手芸をされていたので、どれどれ…と覗いてみたところ、毛糸を厚紙に巻きつけて造花をこしらえているところでした。教会ネットワークのボランティアさんから教わった方法なのだそうです。出来上がりは、ご覧の通り。

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きれいですね!どんな花瓶に挿して飾ろうかしらねえ?と盛り上がってましたよ。

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盛り上がっているところに水をさすわけにもいかないので、しばらく遠くからじっと皆さんの様子を伺っているわたくしの図。

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相変わらず自治会長さんからタンタンにそそがれる惜しみない愛情。

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皆さんのお手元にあるのは、1月から開始した「えころんニュース」です。巡回予定や懐メロのエピソード、音楽療法の説明などを書いてあります。

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新年スペシャルで「アロハ・オエ」を皆様の前で披露しているアシスタントなすちゃんの図。

沢川の皆様、今年もどうぞよろしくお願い致します!

12月 08

大船渡市「沢川」2014/11/28

2013年6月、有名な漫画家の西原理恵子さんがご自身のブログで被災地支援のための物資(手芸用品や文房具、日常雑貨など)を募集する記事を掲載してくださり、未曽有の量が我が家に届いて早1年半が経過。和室ふたつぶん段ボール箱に占拠される生活もいよいよ終わりを告げようとしています。あと10個の段ボール箱を残すだけですよー長かったー。

というわけで、毎回ちょっとずつ(という量ではありませんでしたが)布を運んでは喜んでいただいていたここ沢川仮設にお届けするのも今回が最後になりました。すっかり手芸活動も軌道に乗って、数々の作品を見せていただきましたが、どれも見事なものです。あ、物資は最後ですが音楽療法は続きますよ。

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タンタンは到着してすぐ自治会長に散歩連れてってもらいました‥毎回、高価なおやつまでありがとうございます。すっかり祖父と孫状態。

久々にご参加いただいた方もいて、お渡しした「三陸ことば絵本」を片手に大船渡市の昔ばなしに花が咲きました。

12月 06

大船渡市「盛保育園」2014/11/28

10年ほど通っている大船渡市の盛保育園は、もともとは慈愛福祉学園のコーディネーターさんからの依頼で音楽療法を実施したのが発端で、その後も毎月通うようになりました(現在は隔月)。園児への直接的な音楽療法もそうですが、場面の中で子どもたちが普段とは別の表情や行動を見せることで、保育士さんのヒントや気づきが得られれば‥と当時の園長先生に言われた記憶があります。

2011年の東日本大震災では幸い犠牲となった園児はいなかったのですが、家を流された子どもや職員がいました。また、園の建物が老朽化して、街の復興と園の建て替えの時期が重複したこともあります。

すぐ隣に盛小学校があるので、沢川仮設(小学校の校庭に建設されている)の訪問の際は、休み時間の子どもたちから

「あー!見たことある、あのおじさん!」

「変な顔して!」

と声をよくかけられます。

さて、私の受け持ちであるバラ組さんはいよいよ来年の春で卒園です。一年半、ずっと一緒に遊んできたのですが、そろそろ仕上げの時期かな‥と思ってこの日は「リーダーシップをとってみる」という活動を行ってみました。

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「私のたたいたの、マネしてね!」

ドドドンドン。

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即興で太鼓を鳴らしてみて、それを目の前の大勢の仲間が真似をして叩いてくれる。叩き終わったら、今度は次のリーダーを指名する。

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「どうだった?」

「難しかった」

「楽しかった!」

色んな反応がありましたが、これまでの自由な遊びとは違う取り組みを通して、何か新しい気づきや学びがあったらいいなあと思いました。