8月 14

大船渡市「盛保育園」陸前高田市「すてっぷ」2016/7/21

午前10:00- 盛保育園

2016年度最初の訪問となった盛保育園、前年度に引き続き担当する子供たちは、しばらく見ないうちに大きく成長していました。最年長のばら組さんですからね、そりゃしっかりしますよ!

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見てください、このピシっとした姿勢。担任のO先生によるご指導のたまものですね。

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などと褒めているうちに、だんだんと見覚えのあるカオスな光景が‥同行したアシスタントなすちゃんが大好きなみんなは、早くなすちゃん(の大きなお腹)に抱きつきたくて、いてもたってもいられないようです。そんな子供たちに、この日はスティック二本を持ってもらいました。ペアで向い合って、お互いのスティックを指定したタイミングでヒットさせる‥という課題です。就学前なので、まずは簡単な四拍子のカウント1で。

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上手に出来たら合格です!合格すると舞台の上で他の子供の応援にまわります。

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「次、挑戦する人!」

「はいはい!!」

何度やっても上手くいかない子供もいますが、時間をかけて何度も何度も何度もめげずに取り組むのが大切ですね。何人かくやしくて泣いてしまいましたが、ちゃんと最後には達成できたのでえらい!運動会の練習でマーチングに取り組んだ子も、お神楽で和太鼓経験のある子も、まったく初めてだった子も、みんな合格しました。良かった、良かった。

次回は9月にお邪魔しますね。それまでみんな元気で。

午後16:00- すてっぷ

ぽっかりと空き時間が出来たので、なすちゃんと二人で黒崎峡温泉に行き、命の洗濯をしました。どこかの高齢者デイサービス団体と一緒だったので、お昼ごはんを食べた食堂は満杯でしたが、名物の生ウニ丼を食べることが出来て大満足です。

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すてっぷにお邪魔するのも数カ月ぶりですが、元気な男の子が増えてる!お馴染みの子が到着した瞬間、飛びついてきて

「タンタンは?タンタンは?」

と聞かれたので、表につないであるのを指差すと、うおおお!と雄叫びをあげながら突進していきました。無言で後ずさるタンタン‥でもおすわりしながら子供たちの相手をつとめていて、偉い。ありがとう。

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すてっぷの男の子たちともスティックでリズム打ちを行いました。力加減が難しい様子で、向かい合った職員さんの手を時折打ち付けちゃったのか

「痛い!」

という声が聞こえてきました‥すいません。でも、慣れてくるとさすが太鼓の達人世代、とても上手に正確なリズムで打つことができましたよ。

3月 11

大船渡市「盛保育園」「沢川」陸前高田市「さぽーとはうす・すてっぷ」2016/3/11

東日本大震災から五年目の節目、我々は通常通りのスケジュールで気仙地区へと向かいました。3月11日だから‥とか、そういうことはあまり意識せずに、いつもの様に楽しく元気な活動を行いました。年長さんを送り出した盛保育園では、あと数日で進級という子どもたちと久々に会いましたが‥果たして成長しているのでしょうか。

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IKEAで購入した両手のあるハートクッションを使って、アシスタントなすちゃんとの追いかけっこを楽しむ子どもたち。なによりも、なすちゃんの来訪を楽しみにしているのだそうです。羨ましい!

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私(智田)はすぐ怒るので、ちょっとだけ怖い存在のようです。でもすぐに気を取り直して、大騒ぎの子どもたちにはいつまでたっても敵いません。子どもは最強ですね。

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今回は3つのチームに分かれて、メンバーが持っている宝物(音の出る玩具)を賭けてのクイズ大会を行いました。誰が回答者として前に出るのか?誰がメンバーを選出するのか?一度も出ていない子はどうやって前に出てくるのか?宝物を賭けで失った子は?子どもたちにとっては、様々な難関や課題が投げかけられましたが、メンバー間での話し合いで乗り越えてくるようになりました。成長、してるね!

活動の最後には、担任O先生がお別れ会で疲労したAKBの今のアレを使った余興を、子どもたちと共に披露してくれました。何だか、ジーンときましたよ。追い打ちをかけるように、みんなから

「一年間、ありがとうございました」

と似顔絵の色紙をいただきました。涙ナミダ‥感激です。

お昼ごはんを屋台村の寿司屋で済ませてから、被災地アルバムのお届けを挟んで、沢川仮設へ。この仮設は盛小学校の校庭に建設されたので、今年6月には残りの20世帯が別の場所を移転する形で、解消されます。我々の訪問も、それをもって終了となる見通しですが、何だか寂しいですね。そして、今回我々はあちこちの仮設談話室でみかけたポスターの方と初対面を果たしました。それは

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大阪の歌姫、奥野ひかるさんです!わー、本物だ!奥野さんは、わざわざ大阪から車で被災地にいらして、大船渡市をはじめとしたあちこちの自治体で、仮設住民を前に何百回もライブを行っている方です。すごく明るくて気さくな女性でした!タンタンも可愛がってもらって、嬉しそう。

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いずれ近いうちにこの集会所も無くなると言われて、私もちょっと悲しくなりました。でも住民の皆さんは、新たな場所へ希望を持って旅立たれるので、祝福しなければいけませんね!おめでとうございます。

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仮設が撤去された後、皆さんがどこでこういう集まりを持つのかは、まだ定まっていないようです。災害復興住宅に備えられたホールは、誰が使用しても有料‥ということなので、先行きはまだ不安定のようです。

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いつもタンタンを散歩してくださる自治会長さんも、どこに引っ越すのかはまだわからないとおっしゃってました。転居した後も、また散歩してくださいね!(byタンタン)

そして陸前高田市へと移動。途中の道で2時46分を迎えて、しばし黙祷しました。工事中の作業員さんも、頭上で黙祷なさっていたのが印象的でした。それにしても、あちこち道が混んでる!記念式典で被災地はどこもかしこも人ひとヒト!の波だったんです。案の定、帰り道もすごい行列でした。

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4時からはさぽーとはうす・すてっぷのセッション。最初に鍵盤ハーモニカで即興のジャムセッションを行った後に、自分で書いたカード(5文字、7文字)をトランプのようにお互いシャッフルしながら、俳句を作る活動を行いました。ものすごい名作が量産されて、面白かったです!

12月 09

大船渡市「沢川」2015/12/8

本当っ!!に久々の沢川です。ある程度、予想はしておりましたが、我々の自動車が駐車した瞬間に、タンタンを自治会長さんが連れ去っていきました‥どんだけ楽しみにしてくださっていたのでしょうか。本当にありがたいです。

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実はこの日、私にはひとつの大きな目的がありました。それは気仙地方の方言を皆さんから教わる、というミッションです。今まで宮古市などの閉伊地区、大槌町などの釜石地区の方言はたくさん聞き取り調査してきましたが、気仙は手付かずだったのです。

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あらかじめネットで調べた「気仙地方(大船渡市、陸前高田市)の方言」リストがあったので、それを検証していただきました。

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やはり、同じ岩手県でも全く違う言葉、文化もあるんですね。共通の言葉じゃないのは、どんどんノートに書き記しました。これで私も満足です。

犬の散歩から帰ってきた自治会長さんが、参加者全員から「ずがね」の時に指を刺されていたのが、とても印象的でした。さて、ずがね‥どういう意味でしょう。ふふふ。

12月 08

大船渡市「盛保育園」2015/12/8

久々の大船渡市、久々の盛保育園です。移動中の山道は凍ってはいませんでしたが、道路脇にゴッソリと雪が残っていて、冬の訪れをひしひしと感じました。

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年中組の子どもたちは今日、3人がお休みだったので、21人の参加でした。偶然、持ち込んだ鶏のオモチャも21個だったので、我ながら驚きました。導入の手遊びの後、鶏を使った遊びをやってみました。

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鶏の玩具は大・中・小のサイズがあり、それぞれ泣き声が違います。どれが好きで、何を選ぶのかは子どもたちに決めさせました。決めたはいいけど、意地悪なおじさん(私)が部屋のあちこちに隠すので、それを探して手に入れるためには他の子と競争しなければいけません。当然、自分が望んだ鶏を手に入れられない子が続出し、私に文句を言います。言いますが、聞きません。

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中には一人で二個も手に入れた子がいたり、そのうちの一つをどうにか譲り受けようとする子、無理やり強奪する子がいて、結構カオスです。カオスになってから、私と担当保育士の先生でわずかなサジェスチョンを行い、秩序の整備を子どもたちに考えさせます。

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別の側面として、手に入れたらすぐにでも鳴らしたい、遊びたいという欲のかたまりの4歳児たちに、鳴らして良い場面と静かにしなければならない場面の約束をさせます。なかなか飲み込めない彼らも、じっくりとわかりやすく説明すれば、時間はかかりますが何とか履行できます。

私がいつも年中組さんで行っている音あそびのひとつのプロセスは、こんな感じですすめます。

ちなみにこの日、アシスタントなすちゃんは諸事情で不在だったので、子どもたちは最初から最後まで

「ねえねえ、なすちゃんは?」

「どうして今日いないの」

と大騒ぎでした。こればかりは何を言っても飲み込んでもらえなかったようです。なすちゃん、なるべく休まないようにおねがいしますね。

10月 13

大船渡市「盛保育園」2015/10/13

二ヶ月ぶりの盛保育園です。前回は吉田豊さんが来てくださいましたが、ついこないだのような気がする‥時のたつのは早いですね。

10時開始でしたが、私が最初に部屋に入ったところ、子どもたちから

「なすちゃんは?」

「今日は来てないの?なすちゃん」

と聞かれました。BBAだけじゃなく子どもにも大人気で憎たらしい‥と思った私は意地悪な気持ちになって

「なすちゃんはさっき調理室で切り刻まれて、今日のみんなのお昼ごはんになりました」

と言ったところ、タイミング悪く(?)なすちゃん登場。空気よめ。

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すんでのところでトラウマを植え付けられる危機から脱した子どもたちと一緒に、太鼓を持ってまわる鬼ごっこをして遊びました。追いかけられる子どもは太鼓を持ち、追いかける子どもはマレットやスティックを持ちます。うっかり顔に当たらないよう、大人が伴走します。

(叩く回数も制限すると危険が減ります)

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スライドのネタを二つほど実施してから、今度は風船の活動です。単純に風船を追いかけるのですが、つかまえた風船の所有権がもらえるのでみんな必死です。好きな色がそれぞれありますからねえ。女児からは絶大なる指示を誇るピンクの風船では阿鼻叫喚です。部屋の隅っこでは

「あんた、それよこしな」

と80年代大映ドラマを彷彿とさせるシーンが繰り広げられておりましたが、今年のガールズはほんのりと気が強い子ぞろいの予感です。逆に男児は脳天気に磨きがかかって、ヘラヘラしていたのでシャーペンを持って

「割るぞー」

と追いかけてみました。頭にふたつ懐中電灯を巻いておけば良かったです。

帰り際、数名から

「本当はピンクが良かった!あの子だけずるい!」

と言われましたが、そういうこともあるんだよ、と教えました。どういう咀嚼をして、どういう解釈をするかは子どもにまかせます。