※過去の訪問日記です
午前 10:30-11:30 西が丘
3月3日なので、談話室には雛飾りがありました。
きれいですね!
この日は私の母校・日芸から音楽療法専攻の女の子が見学に来ていました。また、ボランティアで立命館の学生さんもいらしてました。
とても賑やかなセッションとなりました。
学生さんを強引に誘って「あてふり」を披露している場面です。ずいぶんノリの良い男子でした。
この頃から、仮設の皆さんから聞こえてくる宮古弁に興味が出てきて、自分なりに「宮古弁ノート」というものをつけていました。その中で
「かぼちゃさめはな」
という言葉が気になり
「これ、どういうことでしょうね」
と聞いたら
「私のことよ!」
と笑う女性がいました。
(興味のある方は是非調べてみて下さい)
午後13:30-14:30 板屋
個数が少なく、団地内には談話室や集会所が作られなかった仮設です。住宅街の公園に造成されました。
空き部屋がひとつ、談話室がわりに使用されています。この日のセッションもそこで行いました。
ここも雛飾りがありました。
初めて訪れたこの場所で、私はとても大事な学びを得ました。
毎回、200~250曲ほど歌詞を持ち込み、タイトルがわかるように並べて
「どれかお好きな曲を言ってください、何でも伴奏しますから」
と提示していたのですが、ある参加者が
「私は‥ダメだ」
と言って、押し黙ってしまったのです。
説明不足のせいで、選んだ曲を一人で「歌わされる」と勘違いされたのでは?と、終了穂に思い当たりました。
そういえば他の場所でも
「私は歌えないから、聞いているだけ。それでもいい?」
と念を押す人が数名いたのでした。
音楽療法は他の慰問と違い、参加者が自ら歌を歌い、その行為によってストレス緩和や発散を狙うのです。
そう周囲に説明してきた私ですが、歌わされることへの恐怖感がある参加者もいるのだ、と気づかされました。
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