1月 17

陸前高田市「広田保育園」2016/1/16

陸前高田市役所からの依賴で、広田保育園のイベントにお呼ばれしました。保護者(祖父母も多く含む)と子どもたちの合同セッションです。乳幼児から年長さんまで全員の参加だったので、かなりの数です。事前に伺った数では「150名」とのこと…ひいいい!!しかし、怯んでもいられません。頑張って一時間の活動を行いました。

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広田半島は現在、護岸工事が進んでおります。道中の市内も、頭上を覆っていたパイプラインが撤去されて、町の光景は変わっていました。震災から間もなく五年目を迎え、あらゆる場所で復興が進んでいると実感しました。この広田保育園も、元の場所からほど近い坂の上に移転して、真新しい建物での生活に子どもたちもすっかり馴染んでいる様子でした。

初めて会う見知らぬオジサンが、奇天烈な動きをしながら「まねっこ、できるかな」と呼びかけると、順応性の高い子どもたちがすぐさま反応して、一緒に踊ってくれたのが嬉しかったです。周囲の大人たちは、私が口ずさんだ懐メロで大笑いしてくれたので良かったです。

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持ち込んだ様々な楽器(もしくは楽器もどきの妙ちきりんな玩具)を全員に配布して、鳴らして良い時間と鳴らしてはダメな時間を指示しました。ダメな時間に鳴らした子どもには、早足で迫って丸いシールをおでこに貼らせてもらいました。ちょうどこの時期、三陸沿岸では「スネカ」や「ナモミ」といった恐ろしげな化物が秋田のなまはげのように子どもを襲っていたので、ある意味タイムリーだったかもしれません。

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奇声をあげつつ風船を膨らませて、布を使って全員で「わっしょい!」の活動をしました。色とりどりの布の上を、これまたカラフルな風船が飛び交います。大人の持つ高さで布を上下させると、子どもたちは自然と上を見上げて、頭上の風船をさらに上へと押し上げようとします。

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目で見て、耳で聞いて、肌で感じて、音楽療法は全ての感覚を用いて子どもたちの想像力と社会性に働きかける時間です。大人も楽しめて、一挙両得。

くねくねと動く変なおじさんが、その晩の子どもたちの夢に出てくるようなインパクトのある強烈な体験になっていたら嬉しいな。そう思います。

10月 22

陸前高田市「さぽーとはうす・すてっぷ」2015/10/13

午前中の大船渡市「盛保育園」を終えて、ほっかほっか亭で昼飯を食べている最中に入電。午後一番に予定していた沢川仮設の支援員さんからでした。内容は、急遽で申し訳ないが他のイベントと重複したためにキャンセル出来ないか?という依賴でした。あらまあ、びっくり!事情が事情なだけに、こちらは構いませんと即答しましたが、どんなイベントとかち合ったのか気になる‥。

という訳で、陸前高田市に向かいました。空いた時間、どこかでお茶でも飲もうか?とアシスタントなすちゃんと話していたのですが、以前、千厩病院で仕事をした際に通った気仙沼市(宮城県)に、見慣れないファミレスがあったね‥という話になり、ちょっとだけ足を伸ばして「ジョイフル」に初めて入ってみました。ここは九州は大分県に本社のあるチェーン店で、岩手県には店舗がありません。午後の時間帯だったので、女子会?で集まった主婦グループしかいませんでしたが、居心地が良くて長居しました。

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15時半、陸前高田市に戻って「さぽーとはうす・すてっぷ」にお邪魔しました。お馴染みのハイパー男子たちと一緒にこの日はパーカッションで遊びましたよ!!実はこれまで、プロジェクターで漢字クイズを実施してみたり、色々と小手先の「脳トレ」系ばかりやっていたのですが、音楽療法の真骨頂である即興演奏というのは初めてでした。

結果。とても良かったです!!やはり基本に戻りますね!!というか、皆とてもリズム感が良くて、しかも叩くリフがカッコいいのです。寄せられるリクエストも「ルパン三世」や「X JAPAN」という渋さ。こちらも久々に本気出してかっこ良くキーボードを弾いてみましたよ。

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全員が全力を尽くしてぐったりした後は、外にきれいな虹がかかっていました。

8月 06

陸前高田市「さぽーとはうす・すてっぷ」2015/8/4

陸前高田市の竹駒定住促進センターでのセッションを終えて、すぐに「すてっぷ」へ向かうのも早過ぎるかな‥と思ってしばらくツルハドラッグで買い物をしていたのですが、到着した途端に今いる夏休み中の子どもたちが

「15時45分には帰宅します」

と言われ、大慌てでセッティングをしてセッションを開始しました。想定外!!

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外には我が法人顧問犬のタンタンがつながれていたのですが(ご安心下さい、日陰ですよ)、スライドの活動中も犬が気になって仕方がない子ども数名が

「犬と遊びたい!」

と気もそぞろだったのもちょっと想定外でしたが、タンタンを構ってくれるという気持ちがちょっと嬉しかったのも事実です。ツルハドラッグで購入したおやつを一人5粒だけあげるような場面を作り、交流してもらいました。

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プール(水遊び)で疲れていたであろう男児が、そんな素振りも見せずにいつも通りハイパーな振る舞いで始終ふるまっていたのも、ほんのりと感銘を受けました。かっこいい!!

暑さに負けず、元気いっぱいの子どもたちから沢山の元気をわけてもらいました。

8月 04

陸前高田市「下矢作コミュニティセンター」「竹駒定住促進センター」2015/8/3-4

盛岡市ではさんさ踊りで大賑わいの8月3日、遠方より素敵なお客様がいらっしゃいました。昨年も大槌町などにわざわざ足を運んで下さった、三重県の音楽療法士、吉田豊さんです。

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じゃーん!朝7時に我が家にタクシーでいらして、片道2時間の移動をご一緒しました。さぞおつかれだったと思いますが、にこやかに陸前高田の皆さんと交わって、あっという間に場に馴染んでました。さすがですね!!

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会場となった下矢作コミュニティセンターには二度目の訪問ですが、大広間の半分向こう側では地域の男性が大勢集まって、七夕の用意をしていました。左奥に見える牛若丸の絵が素晴らしいです。

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約1時間の活動で、誤嚥予防の説明や発音練習(今回はじめて気仙の言葉を使いました!)、様々な脳トレと懐かしの流行歌で楽しみました。

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会場には夏休み中の高校生のお兄さんがボランティアで参加していて、とても礼儀正しく高齢の皆さんに接していたのが素晴らしかったです。良い子だなー。そしておばあちゃんのお供で来ていた小学五年生の男の子も、一生懸命脳トレにつきあってくれました。縁側にいたタンタンを見て

「小さいころにオス犬に追いかけられて犬を触ったことない‥けど、触ってみる」

と言って果敢に挑戦していたのが微笑ましかったです。タンタン大人しいから初志者向けかもね。発音練習で初めて取り入れた気仙地区の言葉は、お茶を飲みながら皆さんに添削していただきましたが、海辺と山の中では微妙にボキャブラリーが違っていて、とても勉強になりました。

明けて4日、午前中の盛保育園は吉田さんも一緒でしたが、お昼にバスで戻るためお別れして、午後の竹駒定住促進センターはアシスタントなすちゃんと二人で向かいました。

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昼下がり、最高潮に暑いさなか、近所の仮設住宅からバスでやってきた皆さん。お一人の方が会場につくなり、玄関につないでいたタンタンを見て

「ちょっと、犬の綱をもっと短くしなさいよ!よその犬は怖いのよ!」

と我々に苦情を。大慌てでなすちゃんにワイヤーを短くつなぎなおしてもらいましたが、冷や汗をかきました。苦情を言った女性はその後も扇風機の向きが悪かったことや、こんな暑い日に運動とか体操とか嫌だから‥と矢継ぎ早におっしゃっていたので、少々我々も戸惑いながら活動を始めたのですが。

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回想法の活動「私は誰でしょう・昭和の女優」スライドや間違い探しの脳トレをしているうちに、その女性もどんどん活動に積極的になってきてくれました。なにせ、一番最初に声をあげて答えてくれて、会場にいた中で一番大きな笑い声で「面白い!」と言ってくれたので、本当に安心しました。

1時間の活動の最後は、ご当地出身の歌手、千昌夫の「星影のワルツ」でしめたのですが、歌い終わってから大きな声で「アンコール!!」が聞こえてびっくり!!ものすごく久々にアンコールをいただきました。最初はどうなることかと思いましたが、別れ際に

「腹の底から笑った、また来てね」

「次に来るまで、もっと痩せてなさいよ」

と声をかけていただきました。ありがとうございました!!

7月 25

陸前高田市「長部公民館」2015/7/24

何度かお邪魔している陸前高田市気仙地区の長部公民館ですが、これまでのいきいき岩手支援財団の事業(陸前高田市社会福祉協議会と共催)ではなく、教育委員会と公民館の高齢者学校という仕事でした。お集まり下さったのは、男性が半数以上だったので、雰囲気は全く違っていました。

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ほんのりとアウエーな感じに、どことなく強張った表情のわたくし。音楽療法の現場は主に女性がたくさん集まってくるのですが、こんなに大勢の男性(高齢)が前列にいるというのはめったにないことです。あとでアシスタントなすちゃんから

「あんなに噛んで含めるような説明をしたの、初めて見ました」

と言われたのですが、フィーリングで楽しく過ごしてくださる女性と違って、どういう主旨の集まりで何をこれからするのかを明確に言語化しなければ納得しないよ!という圧力もあり、いつにもまして最初の導入でかなり慎重にことを進めていた自覚はあります。

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とはいえ、開始20分過ぎくらいから徐々にいつものペースに戻して、なるべく集中してもらうように視覚的な情報を多めに、ところどころにクイズなどを織り込んで挑みかかるように進めました。負けず嫌いな方がそこかしこにいらしたようにお見受けしたので、ムキになってもらったらこちらのペースです。

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思わず「笑ってしまった」という偶発を誘引するのに、うってつけの道具がいくつか手持ちにあるのですが、その最たるものが「大声で泣き叫ぶニワトリ」という玩具です。盛岡市ではドン・キホーテやビレッジバンガードなどで売っています。お陰様で、後半は会場主体で「楽しもう」という流れになりました。いただいた依頼では「講話」という主旨だったのですが、殆どの時間はこういう「笑う」「思い出す」「話す」のコンボでした。

何かを学ぶことが出来たか?と言われれば甚だ疑問かもしれませんが、盛大に会場全体が笑い声に包まれ、何だか分からないけど面白かったよと多くの感想をいただきました。蒸し暑い一日でしたが、少しでもリフレッシュしていただけたら幸いです。