12月 21

紫波町古舘公民館「ひまわりサロン」 2012/12/21

3回目のひまわりサロンです。
沿岸で被災して紫波町に移り住んだ皆さんを支援する団体「ひまわり」にお招きいただいて、今日も音楽療法を行ってきました。
これまでは、仮設で行っているような活動をそのまま疑問も持たずに再現していましたが、はたと気付きました。ここは紫波町にお住まいのボランティアさんと、移り住んでいらした沿岸の皆さんの「交流の場」であるのだ!と。
そこで今回は、年末ということもあってゲームを中心に行いました。
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「紫波町、お住まいになられてどうですか」
と聞くと
「最初はいいの。でも被災地から来たと言うと、途端に顔色変えてどっかに行ってしまうのよ」
と答えた方がいらっしゃいました。
極端なケースかもしれませんが。被災した地域から内陸にいらした方にとっては「疎外感」がどうしても拭えない日々だったようです。
そう言いながら
「こうやって支援して下さる方々には頭が下がります」
という感謝の気持ちも吐露していました。
人の心は、単純ではありません。
様々な感情が、薄い皮のように幾層も重なって出来ています。それは言葉ではとても言い表せないでしょう。
今回も、美味しい昼ごはんをご馳走になりました。
おにぎり、お餅、魚のソテー、なます、煮もの。
隣に座った女性は釜石から移り住んでいらした方でした。津波の後に釜石も一回、仕事で行きましたよと告げると
「帰りたい、連れてって下さい」
と言われました。
その方はお友達が3人、津波で亡くなったのだそうです。
2011年3月11日から、ずっと複雑な気持ちを持つ人々が内陸で暮らしています。皆さん、どうぞ彼らのことを心にとめておいて下さい。

11月 02

紫波町古舘公民館「ひまわりサロン」 2012/11/2

ひまわりサロンは内陸に避難された被災者の皆さんをサポートする集まりです。前回、皆さんから御好評いただいたので継続となりました。ありがたや~。
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宮古市川井で高齢の女性から教わった数え唄で発音練習をしました。
節回しは場所によって微妙に異なるようです。
私のFaceBookで動画をいつか公開して比較してみますね。
ひまわりサロンは、紫波在住の男性も多数ボランティアとして参加なさっています。通常、音楽療法にご参加くださるのは女性が多いので、これだけ男性比率が高い現場は珍しいので、ちょっと緊張感があります。
でも楽しかったですよ~反応が容赦ない感じで!
(良い意味で)
お約束の1時間経過して、お疲れ様でした!と締めようと思ったら、主催の方から
「もっと聞きたいですよね、歌いたいですよね」
とのご発声があり、何曲かアンコールで演奏しました。
ちなみに締めに選んだのは
「会津磐梯山」
だったのですが、昼食時にお向かいにいらした方が福島県南相馬市から避難されていらした男性で、本場の方を前にうわー!と肝を冷やしました。
昼食はなすちゃん共々、ご馳走になりましたよ。
ぎんなんと舞茸などの混ぜご飯、里芋のおろし合え、いものこ汁でした。お漬物も美味しかった!ご馳走様でした。
(なんとご飯をお土産に持たせていただきましたー)
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内陸に避難してこられた皆さんのお話を、これから毎月お邪魔してたくさん聞いてみたいと思います。

9月 10

紫波町古舘公民館「ひまわり」サロン 2012/9/7

最初の記事がまさか内陸での活動報告になるとは。
これも面白い巡り合わせです。
紫波町にある古舘公民館はホールその他が新しくなったばかりのピカピカな建物です。
客席はボタンを押すと、まるでサンダーバードのようにゴゴゴと自動的に折りたたまれ収納されるハイテクホールなのです。
ここの館長先生は私の弟の恩師で、初対面からとても優しく話しかけてくださいました。
さて、この日は「内陸に移住してきた、東日本大震災の被災者の皆さん」を囲んでのサロン活動をボランティアで行っている「ひまわり」というグループから声をかけていただき、訪問しました。
紫波町の高齢者グループと共同のイベントです。
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参加された皆さんは階段状の客席に座っていて、少々私から距離があいていたので、いきなり「歌いましょう」という雰囲気ではありませんでした。そこで、1年以上通って聞きおぼえた宮古弁を文字とイラストにしたスケッチブックを提示して発声練習としました。
「これ、私のほうでも言うわ」
「ん?これはわからない」
と、たくさんの声が出てきました。
「やはり、内陸にいる皆さんは土地の言葉を懐かしく感じてくださっているのだな」
と思って、私はちょっぴり調子に乗って三陸の町が今どうなっているのか、新しく出来た建物や道路や風景の話を始めました。すると、にこやかに話を聞く人とは裏腹に、無表情に下をうつむく人もちらほら。
私は、はっとしました。遠く離れた場所に避難している人の中には、ふるさとの話を聞くのが辛い人もいるのかもしれない。
いつもアウトリーチ(実際に被災地へ赴いて活動する形)ばかりの自分には、今回のような皆さんと接するのが初めてで、考えた及ばないところもあったのだ、という反省をしました。そして大きな学びとなりました。
それからサイコロを使って参加者からリクエストを募り、8曲ほど合唱しました。
(あてふりもしましたよ)
最後に、一人の男性から
「ふるさとを歌いたい」
という声があがり、みんなで歌っておひらきとなりました。
また皆さんと御一緒できれば嬉しいです。