2月 03

宮古市「愛宕小」「中里」2018/1/20

午前10:30- 愛宕小

いつも元気な愛宕小仮設の皆さん、最後まで残っていたKさんたちもいよいよ転居の場所や引っ越しの日にちも決まって、ここは外部から足を運んでサロンを開催するようになるのかな‥と思ってきたところ、巡回で回ってきた社協さんたちから

「実はここ、今年度末で閉鎖・解体が決まりました」

と言われ‥びっくりしました。ここ愛宕小仮設は最後まで残ると聞いていたので。このままずっとこの場所で皆さんと二か月に一度集まってサロンを続けていける、そんな風に考えていたのですが、残念です。

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「じゃあ、3月のサロンが最後になるんですね」

「そうなります」

思わず目と目があう私とKさん‥これは、打ち上げの宴会の合図ですね!!わかりました!!!

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いつも通り、サロン終了後はKさん特性の中華そばや持ち寄りの寿司、漬物などをふるまっていただいて、皆さんと会食です。ああ美味しい!お店を出せばいいのに、と社協さんも絶賛でした。

午後13:30-

開始30分前に到着したら、既に数名の方がお待ちになっていました。

「これだけがねえ、楽しみなのよ」

とありがたいお言葉‥90を過ぎて、わざわざ大変な坂をのぼってここまでいらしてくださって、嬉しいです。全部で3名の方と懐メロや童謡唱歌を歌い、体操を行いました。

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談話室の片隅には、他のイベントで作成したみずき団子が。

「午前にお邪魔した愛宕小仮設、年度末で最後なんですって。ここ中里はこれからもずっとこうやって残してもらえるといいですね」

と私が言うと

「すぐすぐに解体って話は無いから、大丈夫じゃないかしら」

と皆さん笑って話してました。

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「ではまた3月に」

と窓から皆さん笑顔で手を振って見送ってくださいました。この日から数日が経って、我々のもとにやはりこの中里も近い将来解体の予定だと言われました。何となく、7年目を過ぎてもこのまま我々が通えばずっとサロンは継続して行える‥と呑気に考えていたのです。目の前につきつけられた「仮設終了」の現実に、これからどうにか折り合いをつけて、あらたな形での支援を考えていきたいと思います。

1月 20

大槌町「安渡第二」「小鎚第十七」「小鎚第四」2017/12/17

午前10:30- 安渡第二

最高齢96歳のTさんが六年間一人暮らしを続けた仮設住宅を出て、災害公営住宅へと転居する日が近づいていました。アシスタントなすちゃんがいつも通りお部屋までお迎えにあがると、残念ながら空調設備の工事をするために業者さんを部屋で待っていなければならないので不参加とお返事されたとのこと。年明けは新生活がスタートして、少しは落ち着いている頃でしょうか?

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コアなメンバーで歌を歌いながら、今シーズンの不漁について話題が出ました。鮭もイクラも何もかもがとれなくなってしまって、本当に海辺は大変です。画像に移っている左側の方、真ん中の方はずっと魚の加工場で頑張ってきた方々なのですが、プロによる新巻き鮭の作り方をレクチャーしてもらいましたよ!ぬめりをとるのと、目ん玉に塩を塗り込むのがポイントらしいです。いつか役に立つかしら。

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いつまでたっても、予定表に「えんころ」と書かれる我々‥まあ、気にしてませんけど。

午後13:00- 小鎚第十七

だあすこ(農協産直と食堂)で昼食を済ませて、蕨打直(わらびうちな)という地名にある小鎚第十七仮設へと向かいました。ここもすっかり住民が少なくなり、元気なUさんと集会所の開錠をしてくれるNさんのお二人だけです。

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Uさんは毎回のように、仮設から出た住民の見守りやコミュニティ形成について、我々に色んな意見を求めてきます。私も毎回、一生懸命考えてお答えしているつもりではありますが、どうしても大槌町では我々の活動が浸透しにくいまま六年が経過してしまい、宮古市のように災害公営に移った方に対しての活動を開始できずにいるもどかしさがあります。Uさんには泣き言を言わずにもっと呼び掛けてみろ!と尻を叩かれれているような感じです。

15:00- 小鎚第四

大槌町の山間部は元々「金沢村」という自治体だったのですが、ここでは何と砂金が沢山産出していたそうです。参加者のKさんはここのお生まれで、今でも鉱山跡があるのよーと教えてくれました。

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ずっと海辺の町として大槌町をとらえていたのですが、金沢地区の風習や歴史をうかがうと、本当に山の民なのだなあと驚くことがたくさんありました。色んな山の獣を狩り、その肉や毛皮を使って生活してきたエピソードが大変面白かったです。

1月 19

宮古市「三王自治会研修センター」「鍬ケ崎公民館」2017/12/16

ブログ「歌うどんぐり。」をご覧になっている皆様、遅くなりましたが今年もどうぞよろしくお願いいたします。戌年なので、当法人特別顧問のタンタン共々、頑張りたいと思います!

午前10:30- 田老・三王自治会研修センター

我々が到着した時点で、既に地域の皆さんが会場で待っていらしたので、大急ぎで準備を始めましたが

「他の人まだ来ないから大丈夫よ」

と言われて、のんびりと皆さんと話をしながら荷物をほどきました。すっかり寒くなり、歩いて坂をのぼってくる皆さんは海風の冷たさから体を守ろうと背中を丸めているのが見えました。

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まずは温めましょう!とアシスタントなすちゃんがインストラクターになってダンス!ダンス!

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そして私がハムストリングスと下腿三頭筋を中心としたストレッチ。

2011年以降、避難所や仮設住宅で行っていた「歌と体操のサロン」は時期が移ると課題や問題も変わり、活動内容も目的がコロコロ変わっていたのですが、2017年に入ってからこのように新しく作られたコミュニティの活動場所では永住する皆さんばかりなので、はっきりと活動の目標が決めやすくなりました。転倒予防と運動習慣の定着、自らの健康に対する意識付け‥などです。音楽の部分も、より療法として専門的なことが取り入れやすくなりました。年度の残りで様子を見て、2018年度は各場所ごとに特色を出した活動計画を立てていきたいと思います。

午後13:30- 鍬ケ崎公民館

途中、県立宮古病院前のコンビニでお昼休憩をとっていたら、愛宕小仮設のYさん親子とばったり!これから久慈市に遊びに行くとおっしゃってました、レジャー日和ですものね。

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午後は鍬ケ崎公民館です。いつもの常連さんと、毎回お一人くらいは新規の方がお見えになります。口コミで興味を持っていただいているようですね。ありがたいです!

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わ!びっくり!の画像ですが、なすちゃん別に泣き叫んでいるわけではありません。声帯(声を出す喉の筋肉)を上手に使って色んな声色を出してみましょう、というワークの真っ最中でした。歌を歌う前に、息を上手に声に変換する方法や、裏声などを出すワークをすると、気持ち良いくらいに響く声が出せるようになるので、おすすめです。

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これは呼吸法について図を交えて解説した時のものですね。あばら骨と横隔膜を使って‥と説明しています。

12月 16

宮古市「支援団体感謝祭」2017/12/10

この日はいつも通り宮古市内の仮設住宅を巡回して歌と体操のサロンを‥ではなく、宮古市社会福祉協議会の方から数週間前にご連絡をいただき

「これまで宮古市の被災した方々へ様々な形で支援してくれた団体の皆さんをご招待して、市民主体で感謝祭を開催するのでいらしてください」

とお招きにあずかりました。

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非常に嬉しく、光栄この上ないです。ありがとうございます。先週、ミッションをいただいたので少々早めに会場の津軽石公民館へ向かいました。

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中に入ると、既にテーブルがセッティングされて、料理も並んでいました。仮設の元住民の皆さんが中心となって、朝早くから準備していたそうです。

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イベント開始後、様々なセレモニーがあり、我々「東北音楽療法推進プロジェクト」も表彰状をいただきました。記念品として、住民の皆さんが作成した宮古市の公式マスコット「サーモンくんとみやこちゃん」のぬいぐるみや、フェルト細工なども!大切にしますね。

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全員で歌を歌う場面では、いつものサロンのようにシルバー川柳で発声練習をした後に「上を向いて歩こう」「川の流れのように」「三百六十五歩のマーチ」を歌いました。選曲は社協さんです。3曲目では皆さんに呼び掛けてあてふりを披露しました。何とか笑っていただけて、ほっと一安心。

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我々を含めた7団体が表彰されましたが、別々に活動していた他団体と初めて顔を合わせ、ご挨拶することができたのも収穫でした。写真集をお渡ししたら喜んでいただけて、良かった!

イベント終了時には元住民の皆さんがアーチを作り、支援団体が退出するのを見送る‥という心憎い演出でした。なぜか私は音響に張り付いていて、見送る側になっていましたが。でもまあ、こういう位置で素晴らしいイベントに参加できて、本当に良かったです。企画してくださった社協さん、準備や後片付けをしてくださった元住民の皆さん、お会いできた支援団体の皆さん、ありがとうございました。

12月 15

宮古市「鍬ケ崎小」「西が丘」2017/12/3

午前10:30- 鍬ケ崎小

この日の午前中に訪問した鍬ケ崎小学校仮設には、元住民の方々の他に社協さんがお一人訪ねていらっしゃいました。何かしらと思ったら、翌週に開催される支援団体感謝祭というイベントについての打ち合わせでした。一応、我々はお招きいただく側なのですが、集まった皆さんでひとつ歌でも歌いましょう、という場面で我々がお役に立てそうなので、お引き受けしました。壇上に座ってお礼を言われるがままの参加よりはずっと気が楽ですし、ワクワクします。嬉しい。

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というわけで、社協さんもついでにサロン参加していただきました。アシスタントなすちゃんと一緒に、椅子を使った体操を楽しんでいる画像です。

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「歌と体操のサロン」しおりを皆さんにお配りして、健康に良い歌の歌い方や体操の効果についての説明を一時間実技を交えて行いました。「回想法」「現実見当識」に関する説明では、地域に伝わる年中行事が長期記憶を呼び起こすカギになります、ということで、鍬ケ崎地区のお祭りや当時の街並み、出来事について皆さんから教えていただきました。しおりは配っただけで完結、ということではなく、そこに皆さんが各自色々と書き加えていただくことで完成となります。仮設住宅が全部撤去されて、元住民の皆さんが散り散りになった後でも、このしおりをもとにまた皆さんとどこかで会えるように、という目印のつもりで作りました。リーフレットの形をした、小さな約束です。

午後13:30- 西が丘

近所の生協でお弁当を買って、西が丘仮設の談話室で食べました。皆さんが集まってくるまでの時間は、つかの間の休息となっています。皆さんがここを転居した後からも、新たな人々(他の仮設から集約された人や、別の災害で被災した人)が入居していますが、談話室を使っているのは我々のサロンの常連にもなっている元住民の有志だけです。

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開始時間の直前に皆さんお揃いになったので、ここでもしおりを元にあれこれ音楽と体操についての健康法をお話いたしました。そうそう、この数日前に田老地区で鮭あわび祭りというイベントが開催されたのですが、2017年は近年まれにみる鮭の不作で、新巻き鮭もイクラもほとんど手に入らず、売っていても目の飛び出る値段になっているので皆さんお正月を迎える準備に支障が出ています。

何はともあれ、あと一か月足らずで新しい年を迎えなければならないので、ここは気分転換で楽しく過ごしましょうね!と懐メロをたっぷりと歌いました。ありがとうございました。