9月 10

宮古市「藤畑」「高浜」2012/9/8

午前10:20-11:20 藤畑
藤畑の仮設は3回目の訪問。
最初に来た日は、岩手日報の記事に取り上げられた菜園開始の日でした。
その時、紫蘇をまこうとしている住人の方に
「紫蘇をまく時は、種を一晩お水に浸けておかないと発芽しないかもしれませんよ」
と(余計なことだったかもしれませんが)アドバイスしたのをおぼえています。
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この日は時間になっても誰も来なかったので、これは参加ゼロかな?と思ったのですが。
やがて、一人の女性と、若いお母さん&お子さん3人がいらっしゃいました。
子供は幼稚園、2歳、1歳?と小さかったので、急きょアシスタントのなすちゃんに玩具と風船セットを車から持ってきてもらいました。
風船セットはとても便利なんです。普通の丸い風船と、アートバルーンを常備してます。玩具も、音のなる豚の人形とか、そういうのを揃えてます。
一番大きいお兄ちゃんが仮面ライダー大好き!というので、バルーンで剣を作り、玩具を怪人にみたててバトルごっこで遊びました。
仮設の子供たちは風船ひとつ、素朴な玩具ひとつでとても喜んでくれます。きっと、より年の近い子供と一緒だったらもっとハッスルしたかもしれませんが、まあ40代のおっさんで我慢してもらいました。てへへ。
1時間ほど遊んでからお別れすると「またね、バイバイ」とお兄ちゃんから言われました。
聞きわけの良さがかえって切ない気持ちにさせました。
また来るよ!おじさんだけど!!
それにしても、子供用の音楽をもっと知っていないと駄目だなーと痛感。
仮面ライダー、戦隊もの、プリキュアは必須ですね。
帰り際、宮古工業高校の近くに被災した食堂が新たに建物を新築して営業している、と聞いてそこに向かいました。
私はカツフライ定食、アシスタントのなすちゃんは何故かトン汁定食を食べました。
午後13:30-14:30 高浜
高浜は何度も訪問している場所です。この日は日本赤十字社の皆さんも一緒でした。
談話室に入ると、見覚えのあるちょっと太めの小学生男子がいて、キーボードを触りたそうにしていたのでさっそく電源をつなげました。
音色を変えながら、少々乱暴な手つきで即興を楽しんでいましたが、時間になると友達と一緒にどこかへ去っていきました。
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会場には10名、住民の方々が集まって下さいました。
サイコロの目で「どの年代の唄をうたうか」を決め、10曲を合唱しました。
その後は日赤の男性職員にも飛び入り参加していただき、しかも芸者と侍のカツラをかぶってもらいながら、あてふりで面白おかしく踊ってみました。なんてノリの良い皆さん!とびっくり。ありがとうございます!
仮設での音楽療法は、とにかく「楽しんでもらう」ことを目指しています。
涙が出るほど、腹を抱えて笑ってもらうと本望です。
この日も、皆さんとても笑って下さったので、来た甲斐がありました。

9月 10

紫波町古舘公民館「ひまわり」サロン 2012/9/7

最初の記事がまさか内陸での活動報告になるとは。
これも面白い巡り合わせです。
紫波町にある古舘公民館はホールその他が新しくなったばかりのピカピカな建物です。
客席はボタンを押すと、まるでサンダーバードのようにゴゴゴと自動的に折りたたまれ収納されるハイテクホールなのです。
ここの館長先生は私の弟の恩師で、初対面からとても優しく話しかけてくださいました。
さて、この日は「内陸に移住してきた、東日本大震災の被災者の皆さん」を囲んでのサロン活動をボランティアで行っている「ひまわり」というグループから声をかけていただき、訪問しました。
紫波町の高齢者グループと共同のイベントです。
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参加された皆さんは階段状の客席に座っていて、少々私から距離があいていたので、いきなり「歌いましょう」という雰囲気ではありませんでした。そこで、1年以上通って聞きおぼえた宮古弁を文字とイラストにしたスケッチブックを提示して発声練習としました。
「これ、私のほうでも言うわ」
「ん?これはわからない」
と、たくさんの声が出てきました。
「やはり、内陸にいる皆さんは土地の言葉を懐かしく感じてくださっているのだな」
と思って、私はちょっぴり調子に乗って三陸の町が今どうなっているのか、新しく出来た建物や道路や風景の話を始めました。すると、にこやかに話を聞く人とは裏腹に、無表情に下をうつむく人もちらほら。
私は、はっとしました。遠く離れた場所に避難している人の中には、ふるさとの話を聞くのが辛い人もいるのかもしれない。
いつもアウトリーチ(実際に被災地へ赴いて活動する形)ばかりの自分には、今回のような皆さんと接するのが初めてで、考えた及ばないところもあったのだ、という反省をしました。そして大きな学びとなりました。
それからサイコロを使って参加者からリクエストを募り、8曲ほど合唱しました。
(あてふりもしましたよ)
最後に、一人の男性から
「ふるさとを歌いたい」
という声があがり、みんなで歌っておひらきとなりました。
また皆さんと御一緒できれば嬉しいです。