9月 28

回文2

昨日に引き続き、スケッチブックのネタから「回文」を御紹介いたしますね。
「素直なお茄子」
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「イカした歯科医」
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「ゴンタのタンゴ」
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「お疲れカツオ」
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「間近な中島」
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「丸出しダルマ」
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「飛びこめ小人」
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「くどくど口説く」
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「シイタケ大使」
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「留守に何する」
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「痴漢トンカチ」
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「傷あるアズキ」
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よかったら声に出して読んでみてくださいね。
ところで私は齢45にして今夜初めて「ドラゴンクエスト」なるモノをはじめております。
ああ‥。
(つげ義春風ためいき)

9月 27

回文

私は音楽療法のセッションで、歌唱や身体運動の他に
「雰囲気がまろやかになるため」
とか
「笑って欲しい」
という狙いがある際は、ネタとして持ち歩いているスケッチブックを用いております。
これまで数々のスケッチブックを作成しましたが、使用頻度が高いもののひとつに
「回文」
があります。
あちこちで見聞きした回文をイラスト化したものです。
歌を歌う前に、これを使うと声が良くでるようです。
というのも、絵を用いると文字だけの時よりイメージが把握しやすく、瞬発力があって笑いにつながりやすいのではないか?と思われます。
狭く近隣に音が漏れやすい環境にある仮設住宅にお住まいの方にとって、思いきり声を出すという行為はとても特別なものらしく、体験した皆さんは口を揃えて
「久しぶりで、とても気持ち良かった!」
とおっしゃいます。思いきり歌を歌うための発声練習は、皆さんが気持ち良くうっぷんを晴らすための、とても重要なプロセスと言えます。
では皆さんも、是非声に出して読んでみて下さい。
「色白い」
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「色黒い」
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「居間せまい」
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「多分、ブタ?」
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「いもキモい」
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「トマトとトマト」
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「メカ・ワカメ」
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「指圧待つ足」
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「気のいい猪木」
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「おさまれ正男」
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「富良野の裸婦」
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「チンピラ、ピンチ」
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9月 26

避難所巡回 五回目 2011/5/14

以前の記録から転載します。
5月14日(土曜日)、東日本大震災および津波の被災地である岩手県宮古市と山田町を訪問し、避難所で生活する方たちへ音楽療法を実施してきました。同行者は3人。
大型連休も終わり、全国各地から集まったボランティアや観光客(野次馬も含む)の姿も少なくなりました。
宮古市 10:30-11:30 宮古小学校
2週間ぶりの訪問となった宮古小学校ですが、到着して最初に目についたのは校庭に設営していた自衛隊の車両やテントが無くなって、児童たちがサッカーに講じている光景でした。学校が再開され、ここは既に避難所ではなく元の小学校に戻ったということでしょう。体育館の一角だけは、従来通りゼッケンをつけたボランティアや救援物資の段ボール箱が山積みになっていて、日常と非日常が混然一体となった不思議な空間になっていました。
炊き出しを担当していた自衛隊の代わりに、YMCAのゼッケンをつけた人が大勢入口にいました。以前からいた全労災のゼッケンをつけた方も含め、複数の組織が入れ替わり立ち替わり出入りしている状況は相変わらずのようです。
屋内に入ると前回よりさらに人が少なく、ついたての段ボールで区切られた個々のスペースも、戸数が減ったように見えました。最初に訪問した時は120名超の避難民が暮らしていた体育館ですが、食事量を確認したところ現在は60名余とのことでした。
この日は屋外でボランティア主催の縁日とバザーが開催されていて、そちらに参加するため外へ出た方、日中に自宅の片付けをしに帰宅している方、仕事へ行った方の他は高齢者と児童、面会者、ボランティアなど10時過ぎの時点で体育館に残っている方は10名ほどでした。
いつも通りキーボードを舞台の前に設置したので、体育館全体を見渡せる位置にいましたが、やはり視界に入る人々は疲れた顔でうつむいていたり、布団の上に寝転んでじっと天井を見ていて、これから楽しく音楽を開始しましょう!と呼びかける雰囲気ではありませんでした。できるだけ耳触りにならない音色(エレキピアノ等)を設定し、控えめな音量で60年代の洋楽や外国の古い映画音楽(Aさんの姿はありませんでしたが、何故か彼の存在を想定した選曲になりました)を弾きました。研修生が少し離れた場所に座っている高齢の女性に「リクエストがあれば聞かせて欲しい」と聞き、鳥羽一郎だったら何でも良いと言われ、ムード一転「兄弟船」を弾いたところでいつものAさん、Bさんが外出から帰ってきて、参加しました。
Aさんからは再び「ヘンリーマンシーニ作曲のひまわり主題歌を弾いてほしい」とリクエストが出たので、音色をピアノに変え、事前に暗譜したアレンジでで弾きました。「どうですか」と感想を求めたら「うん、前よりはだいぶ良くなったけど実際に映画で流れたのはその音色じゃないよね」と言われました。「映画ではテーマが二度目に繰り返される時にピアノからチェンバロになるんです」と説明して、音色をチェンバロに変えると「うーん、こんなだったかな?」と首をかしげていました。この映画の記憶はありますか?と質問したところ「ある」と言うので、おおまかなあらすじを教えて欲しいと言うと、俳優(ソフィアローレンとマルチェロマストロヤンニ)のふるまいや表情を思い出しながら説明してくださいました。Aさんは興味のあること以外の質問や、探るような聞き方(例えば、××という洋楽はどうですか、など)にははっきりと返答をせず、しばし黙考した後にそれとは関係の無い自分のしゃべりたいことを訥々と語る、といった様子です。好きな曲を聴きにくる、というよりは自分の昔話をしにくるのが楽しみなのかもしれません。
Bさんはマスクをしていたせいか、問いかけに対する答えがなかなか聞きとれず、何度も聞き返してしまい負担をかけたように思います。マスクのせいだけではなく、もしかしたらいつもよりろれつが回っていなかったのかもしれません。任侠映画に関するリクエストがあった、と後で研修生から知らされましたが、こちらが勝手に弾いている曲にも柔和な表情で耳を傾けていました。松任谷由実の「春よ来い」のリクエストが出て、終了時間が来ました。
帰り際、この避難所をずっと担当している市役所職員の男性から、縁日で出ていたソーセージを差し入れしていただきました。通りがかった避難民の男性が「せっかくもらったんだから、ちゃんと食えよ」と言われ、みんなで御礼を言ってその場を去りました。
山田町 14:00-15:00 はまなす学園
宮古市同様、駐車場にいつもいた自衛隊の車両が消え、かわりに施設職員以外のボランティア、外国の報道、工事業者などの出入りが多かった日でした。
前回から、ベテランの女性職員が活動の最初から最後まで入所者の皆さんに寄り添って、彼らの言いたいことを代弁したり、楽器配布の際に最適な方を指定してくれたりと、非常にこちらが動きやすいサポートをしてくださるようになりました。ボランティアで来ている我々は、入所者について情報が無く全くの手探り状態で活動していたため、積極的な職員の介入を心強く感じました。
導入時「何か好きな曲があったら教えてください」と言いましたが、反応が薄くほんの数名が前回と同じ曲をリクエストしただけでした。反面、一回目から継続している「おもちゃのチャチャチャ」での楽器演奏は、慣れて来て反応が良くなってきました。前任者である佐々木氏からの申し送りにあった「踊りが好きな方が多い」という言葉通り、立ちあがって演奏に合わせて身体を動かす人が数名いました。この場所での活動メニューにもう少し身体的なものを増やした方が良い、と感じました。
山田町 19:00-20:00 新田地区集落農事集会所
小さな集落の小さな公民館に10名が身を寄せ合って暮らす、これまでで最も小規模の避難所でした。10代の女性を含む数世帯と、近所からも夫婦がひと組参加して、大変和気あいあいとした雰囲気の中での活動となりました。全員が寝泊まりする和室には布団と荷物が溢れかえりそうに積まれ、頭上には洗濯ものが干してあって、生活感のある空間でした。
我々は約束の19時より十数分早く到着して準備を開始しましたが、テレビを見ていた男性が気を使って「消したほうがいいよね」と聞いてきました。「まだ時間がありますから、寛いでて下さい」と答えましたが男性はスイッチを消し、その場にいた全員がこちらを向いてじっと押し黙ったまま待っていたので、数分前倒しをして開始しました。
玄関には山田町保健センターが作成した音楽療法の告知が貼られていて、皆さんはこれから音楽に関する何かが始まるとおぼろげに予測されているようでしたが、この日も冒頭の活動はストレッチから入りました。未だに最初から音楽活動から導入は出来ずにいます。また、この日はずっと継続して行っていた「あてふり」を活動項目から外しました。通常の介護予防教室や公民館の講座と違い、避難所での活動はなるべく静かに、音楽以外の導入から開始したほうが相手もこちらも抵抗が少ないように思います。
参加者の様子で印象的だったのは、古い歌謡曲は全くわからないと言っていた10代の女性の存在です。この方は近所にお住まいの70代夫婦のお孫さんだったのですが、「星影のワルツはじいちゃんがばあちゃんにアイスをおねだりする時の歌ッコだね」と言って、部屋全員の笑いを誘っていました。
この日、山田町の被災地でホームセンターが営業を再開しました。周囲はまだ瓦礫の残っている状態でしたが、営業時間になるとたくさんの地元住民が集まり、賑わっていました。復興に向けた希望の光が見える、そんな光景でした。
ところでこの日、初めて豊間根にある「嶋田鉱泉」という入浴施設に行ってみました。
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熱くて熱くて、お湯には10秒と入ることができず。
みんな、よく入ってるなーとびっくりしました。熱湯コマーシャルか。

9月 25

避難所巡回 四回目 2011/5/7

過去に書いた報告書を元に記事を書きます。
5月7日(土曜日)、東日本大震災および津波の被災地である岩手県山田町を訪問し、避難所で生活する方たちへ音楽療法を実施してきました。同行者は二名です。
これまで午前中に訪問していた宮古市の宮古小学校避難所からは、インフルエンザ発生のため中止要請の連絡が数日前に入り、訪問はしませんでした。午後のはまなす学園、山田町の避難所(船越防災センター)の二か所を訪問しましたので、ご報告いたします。
山田町 14:00-15:00 はまなす学園
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建物に入った途端、「音楽の人が来たよ、集まって」と利用者を誘導する職員の声が聞こえてきました。前回までは部屋でぼんやりと過ごしていた利用者がそのまま活動へと流れ込むといった印象でしたが、職員が率先して利用者を誘導し参加させる様子を見て大変嬉しく感じました。その反面、音楽を必要としない、もしくは活動参加の意欲が無い利用者が他の居室へと移動していく光景もありました(前回号泣した男性は不参加でした)。
前回リクエストのあった楽曲の歌唱から開始して、配布した打楽器での合奏などを行いました。職員の方々は、入所者の皆さんの名前を教えてくださったり、大きな声で盛り上げてくださったりと、大変協力的に関わってくださいました。
活動終了後、はまなす学園の施設長から、これまでの音楽活動がとても入所者のために良いので、これからも継続して行って欲しいと言っていただきました。こちらへ訪問するようになった経緯を説明して、避難所を訪問し続ける限りは立ち寄って音楽を提供したい意向を伝えました。
山田町 19:00-20:00 船越防災センター
これまでで最も人数の少ない避難所でしたが、参加なさった方の平均年齢が最も高い場所でもありました。子供や若者は廊下や別室でテレビやパソコンに講じていて不参加でしたが、活動中も自由に部屋を出入りし、また避難民に面会にいらした方の会話が部屋に大きく響いたりと、参加者の集中をうながすための努力が相当必要でした。これまで以上に、導入から歌唱までの雰囲気作りに苦労した気がします。一人、活発に発言される高齢の女性がいらして、彼女を中心に場の雰囲気がまとまってからは、寝そべっていた男性が何曲もリクエストを下さり、外で聞いていた方も扉の向こうで体操していて、徐々にいつも通りのペースで活動を進めることができました。
歌を歌いましょう、と呼びかけて活動を開始する雰囲気ではない避難所では、身体を動かしましょう、関節や筋肉をほぐしましょう、と言って細かく解説を織り交ぜながら少しずつ皆さんの気持ちがこちらへと向くように辛抱強く待つ必要があると感じました。
保健センターの方針なので仕方が無いのですが、終わった時に「また来て下さいね」と拍手をくださる皆さんに対して、しばらく再訪できないことを申し訳なく思いました。
今回訪問した船越地区は、豊間根よりも南に位置しており、コンビニエンスストアや公共のトイレの場所を確認するために、空き時間に南方面まで足を延ばしてみました。津波の被害が無かった場所では飲食店が営業を再開していましたが、大槌町という港町は位置が低く海までの至近距離に位置しているため壊滅状態で、営業しているコンビニエンスストアはわずか一軒のみでした。店内は物資の不足は無いものの、駐車場はひどく混雑しており、ゴミ箱は常に満杯の状態です。飲食店も終了時間が早く(18時前に終わるところが多かったです)スタッフの夕食確保に苦労しました。
船越防災センターでは3泊4日の当直を担当している岩手県職員の男性が、我々の応対をしてくださいました。事務所の床に薄い布団を直に敷いて寝泊まりしていると聞き「大変ですね」と言うと「震災直後は寒い大部屋に寝袋一枚渡されて、暖房も無い夜を過ごした。それに比べたら大丈夫」と言ってました。4日目の午前中に新しい担当と引き継ぎをして、午後に盛岡へ戻る勤務が、部署内では月に一度回ってくる、とのことでした。本来は宮古市に拠点を置いて、一人の人間が一か所の避難所にじっくりと腰を据えて業務を行うべきだが、今のめまぐるしい勤務状況では避難所で担当してくれる人の負担が大きくて気の毒だ、とも言ってました。
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9月 24

宮古市 「荷竹」「浄土ヶ浜」 2011/10/22

この日は、私が音楽療法士として働き始めた24歳から、今までずっと敬愛している精神科の松井紀和先生がわざわざ山梨県から足を運んでくださり、仮設住宅巡回に同行してくださいました。神様のように思っている先生に自分のセッションを見ていただくのはとてつもない緊張感がありましたが、多くの助言や激励のお言葉をいただくことができました。
夢のような一日でした。
午前 10:30-11:30 荷竹
津軽石からちょっと奥に入ります‥と事前に説明されていたものの、途中で道に迷ってしまい、携帯で社協さんに道案内していただきながらやっとこさ仮設団地を発見。
到着すると、談話室には「カリタスジャパン」という団体のボランティアさんが数名いらっしゃいました。
日本赤十字に次ぐ規模の、大きな団体から派遣されていらした、とのことでした。
彼らは住民の皆さんを招いてお茶会を開催したり、古着の展示をなさっていました。
(キリスト教系の団体とのこと)
音楽療法には4名の方がご参加下さいました。
8曲を歌い、リズムに合わせた上肢の運動を行いました。
最後、カリタスの方からもリクエストをいただき、とても良い雰囲気でした。
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松井先生の前で演奏するという恐ろしい光景。顔には緊張の色が浮かんでおります‥。
午後 13:30-14:30 浄土ヶ浜
5名の方がご参加くださいました。
私の活動では「歌の歌詞を上の句だけセラピストが言って、参加者が下の句を言う記憶力トレーニング」を行いますが、この日は浦島太郎で
「助けた亀に」→「乗せられて」
「乙姫様の」→「手料理を」
など、楽しい回答が寄せられて面白かったです。正解が必ずしも良いということではないですね。参加者の笑いを引き出せるのであれば、楽しい間違えはとても良いことです。
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ここでも最後に参加者からリクエストが寄せられましたが、奇遇なことに午前の荷竹と同じ曲でした。
こういうこと、あるんですねえ。松井マジックかしら?
この後はいつも通り、高齢者デイサービスに移動してセッション。
何と松井先生が担当してくださいました。贅沢!
さすがの神業で、皆さんすごい集中力。そして笑顔。
勉強になりました。