あれよ星屑

私の古いお友達に漫画家の山田参助さんという方がいるのですが、漫画大国日本の中でも屈指の画力を持っている方で、本当に素晴らしい絵を描きます。その山田参助さんは現在、コミックビーム誌(エンターブレイン)にて初の長期連載「あれよ星屑」を執筆中で、先日その第1巻の単行本が出版されました。

areyohoshikuzu

【内容】

死に損ないふたり。
焼け跡トーキョーアンダーワールド。
焦土の首都、闇市、パンパン、進駐軍……。
かつて死線を共にした川島徳太郎と黒田門松は、
敗戦直後の「影の時代」を生きていく……。
その匂い立つような筆致に、多くの漫画家たちから
熱い賛辞を受ける山田参助、待望の初長編作!

私は音楽療法士という仕事をしていて、高齢者の方々を相手に回想法を用いた活動をする日々ですが、相手のそれまで過ごしてきた人生、時代背景などを知識として備えていなければなりません。また、その時代に何が流行していたのか、どんな風俗や文化が盛んだったのか…も知っていた方が良いのですが、一番良いのは古い時代に対して仕事抜きに興味関心を持って、貪欲に吸収してやろうという気構えを持つことだと思います。生まれたばかりの頃、年子の妹が重い障がいを持っていたため、祖父母のもとに里子に出されていたせいか、私も小さいころから明治大正、戦前の音楽に大変興味がありました。その延長で音楽療法士をやっているようなところもあります。

山田さんともプライベートで、戦前歌謡や映画の話をします。物凄い量の知識と幅広い分野への関心をお持ちの方なので、話していてとても楽しく、様々な刺激を受けます。内容はちょっと大人向けの場面などもありますが、是非お手にとってご一読いただければと思います。

山田さんはというバンドで歌を歌っています、こちらもおすすめです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました