避難所巡回時代の光景

ついこないだのように思いますが、避難所となった場所をまわって音楽療法を行っていたのは昨年4月~8月なので、もう一年以上経過しているんですね。
当時の記録や画像を紐解くと、まるで昨日のことのように鮮明に思い出されます。今から思い起こせば、体力的にも精神的にもキツいことばかりだったように思いますが、その頃は「こんなの、被災された人の苦労や悲しみに比べたら全然へっちゃらぴー」と思ってました。でも、本当にその通りだったと思います。
今日は、当時撮影した画像の中から、想い出深いものをいくつかご紹介いたします。
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これはとある避難所に貼ってあったものです。
ここでは三食、弁当業者が配達していました。
「贅沢言っちゃいけないけど‥毎回揚げ物ばかりでちょっと大変なのよね」
と言ってた方がいました。
自分がその立場だったらちゃぶ台ひっくり返していたかもしれません。
(わがまま)
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まさに火事場泥棒。
避難所に、よからぬ輩が出入りしていた時期がありました。ものを売りつけようとする人、あやしい宗教の勧誘など、罰当たりな人間がいるもんだなーと憤慨しました。
私も見た目がちょっとアレなので、最初あちこちで怪しまれました。うしし。
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いくつかの避難所には、このように心理の専門家が部屋を構えて、被災者のケアをしようと活動されておりました。
案内の紙には子供たちのいたずら書きが‥面白いですね。
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これも子供のらくがきですね。
食べ過ぎないように、というのがとてもかわいい☆
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「ごっくん体操」と書いてあります。
慣れない環境で、高齢者は生活不活発病による嚥下障害の危険性が増加します。飲みこむ力が低下すると、雑菌のついた食物を食道や肺に運び、誤嚥性肺炎を引き起こすので致命的です。
保健師さんたちは一生懸命、飲みこむ力を取り戻そうと働きかけをしていたのが、この貼り紙でわかります。
音楽療法の「歌う活動」も、実は誤嚥を防ぐ効果があるんですよ。私も活動中に表情筋や喉の体操をしています。

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About K.Chida

東日本大震災の被災地となった三陸沿岸で暮らす人々を対象に、音楽療法による支援を行っている岩手県在住の音楽療法士です。2013年2月に一般社団法人東北音楽療法推進プロジェクトを設立しました

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