大槌町「安渡第二」「大槌仮設」「小槌第8」2018/8/11

午前10:30- 安渡第二

前回の安渡第二サロンで、参加者の一人から

「ずっと前に孫と一緒に来た時、写真とってたでしょ?あの写真欲しいんですけど」

と相談されました。大槌町の活動が軌道に乗り始めた6年前、この方とお孫さん(男の子)がよく一緒にいらしていたのですが、津波でお父さんを亡くしたせいかずっとアシスタントなすちゃんにべったりくっついていたのが記憶にありました。早速、パソコンからデータを取り出して盛岡市のキタムラでプリントアウト、額装しました。お渡ししたらとても喜んでいただけて、良かったです。

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この日の主な話題は潮干狩りでした。大槌町の隣の集落、片岸の出身の方から当時の潮干狩りでゲットできた珍しい貝の種類についていろいろと教えてもらい、とても興味深かったです。

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隣接する安渡公民館ではイベント準備などで賑やかでしたが、他にも地元の床屋さんが音頭を取って夏祭りを企画しているとのことで、どんどん活気が出てきた安渡でした。

13:00- 大槌仮設

現地に到着して驚いたのは、この日ここの担当をしてくれる社協の支援員さんが懐かしい小槌第17の担当さんだったことです。お元気そうで良かった!積もる話もあったのですが、時間になっても住民さんどなたもいらっしゃらなかったことで、勧誘に回っていただきました。

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1時半近くになってやっと、数名の方が集会所へ顔を出してくださいました。最初に訪れたお一人とは数分ほど楽しくお話ができたのですが、すぐ昼寝に戻ってしまい‥入れ替わりで元住民さんが歌を歌いにいらしたので、珍しくフォークソングなどを何曲か演奏しました。

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いつもサロンでは昭和初期から30年代あたりが中心なのですが、村下孝蔵や松山千春あたりを弾くのがとても新鮮に感じられました。震災から8年も経過しているから、どんどん年齢層も変わってきているのかもしれませんね。

15:00- 小槌第8

こちらも午後の社協チームがあちこち勧誘に回ってくれました。もともと、小槌地区を長年担当していたというお二人なので、住民の方々とも意思疎通バッチリでした。頼もしい!!

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前回の訪問をおぼえていてくださった方が、アシスタントなすちゃんに

「こないだ面白かったからまた踊って!」

とリクエストをする場面があり、前回とつながったなあとしみじみ思いました。こうやって一回一回が積み重なって、この場所でのサロンが皆さんと我々にとっての馴染みの空間になっていくのだと思います。ほかの場所もそうやって長年積み重ねてきました。

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しかし他の場所と大きく違うのは、そろそろ仮設団地自体が解消される時期がそこまで近づいているということです。あまりサロンを開催する時間が残されていないのです。仮設解消のあと、うまく皆さんとまたつながることができるのかどうか、不安は尽きませんが、次回も頑張って楽しんでいただこうと思います。

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