宮古市「実田」「高浜地区活動センター」2018/4/15

午前10:30- 実田

「もしかしたら、この日の実田仮設は最後の訪問になるかもしれません」

と事前に宮古市社会福祉協議会さんから言われていました。ここの仮設も、閉鎖が決まったとのことでした。震災の被災者だった住民がいなくなったと同時に、おととし秋の台風10号被災者が入居してきたのですが、彼らも転居のめどが立ってここの役割は終わったという判断なのでしょうね。

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ほうぼうからお集まりいただいたメンバーは、実田仮設だったりきれまち仮設だったり、あちこちの仮設に住んでいた皆さん、そして近隣の方です。あらたなサロンが形成されたのですが、場所が無くなるということはサロンもいったん終わりということになるのでしょうね。ちょっと寂しいです。

昭和36年に田老町で発生した、フェーン現象による大規模な山火事のニュース映像を見て、そのあと36年に流行した「銀座の恋の物語」「上を向いて歩こう」「王将」「スーダラ節」を歌いました。また、岩手県が取り上げられた昔の映像として葛巻町や久慈市のニュースも見ました。皆さんが小さかったころ、若かったころの雰囲気が映像から感じられて、どんどん当時の記憶が戻ってきているようでした。

最後に春に関する唱歌をいくつか歌い、皆さんと再会を約束してお別れをしました。きっと、またお会いできますよね!楽しみにしています。

午後13:30- 高浜地区センター

初めてお邪魔する公民館でしたので、ちょっとだけ場所がわからず何度か通り過ぎたのを、すでに集まっていた皆さんが窓から見ていたようで、道路まで迎えに出て下さった方がいました。恐縮です。

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さて、この日は懐かしい高浜仮設の皆さんが大勢きてくださいました。変わらずに元気な姿、声で我々を出迎えてくださったので、感慨深かったです。仮設閉鎖のあと、こうやって再びご縁がつながることもあるんですねえ。

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シルバー川柳による発声練習から始まって、定番の人気曲を歌い、いくつか有名な古い映画のダイジェストを上映しました。回想法アプローチです。そのあと、アシスタントなすちゃんお得意の体操と、筋肉の説明などで日ごろの運動の大切さをお伝えしました。

「相変わらず、おにいさん(なすちゃん)は体がやわらかくていいねえ」

とお馴染みさんからおほめの言葉をいただき、二人とも安堵しました。初めての方も、長年ご一緒した方も、みなさん一丸となって同じ活動を楽しめた一時間でした。どうぞこれからも末永くよろしくお願いいたします。

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