取引先の皆さまへ大事なお知らせ

一般社団法人東北音楽療法推進プロジェクト“えころん”代表理事の智田邦徳です。平素は大変お世話になっております。

前回のブログ記事にも書きましたが、当法人では新たに山崎尚子(日本音楽療法学会認定音楽療法士)を迎えて、新体制で2016年度の業務を行ってまいります。この件に関しての問い合せがありましたので、改めてこの場をお借りしてご説明とお願いを申し上げます。

当法人は非営利型の一般社団法人ですが、被災地支援以外の音楽療法業務は収益事業として位置づけております。自治体や施設、病院など外部からの音楽療法委託が主です。新年度からは法人事務局のある盛岡市から離れた場所での業務を山崎尚子がメインで行うことになりました。理由は下記の通りです。

(1)健康上の理由

私(智田)は2011年の東日本大震災発生から継続的して被災地支援の音楽療法「歌と体操のサロン」を毎週末行ってきましたが、通常の業務も休みなく行っていたため、昨年2015年に体調を崩しました。自己管理を怠っていた結果のていたらくなので大変お恥ずかしいのですが、同じペースで仕事をこなしていくのが困難な状況になりました。しばらくの間は無理をせずに仕事を山崎に託して行こうと思います。

(現在は体調も戻り、普通に生活しております。ご心配をおかけして申しわけありませんでした)

(2)経済的な理由

仕事を分担するために新たな社員を迎えたことで、アシスタントなすちゃんこと澤瀬と山崎尚子の二人分の給料を支払うことになりました。これまでは東日本大震災関連の助成金などで公益事業(被災地支援)の際の日当や交通費、宿泊費を充当することが出来ましたが、申請できる助成金が激減している昨今、収益事業から出た利益から捻出して公益事業を継続していかなければならない状況になっております。前回の記事にも書きましたが、年間で150万円ほど経費がかかり、今年度はこれがそのまま赤字に転じる見通しです。

私が音楽療法を行う際の日当の目安は3万円~(半日では1万5千円~)と設定しております。これは法人運営をする上でギリギリの線です。これまで取引の合った委託先から、予算削減で新年度は単価を下げてもらいたいというお話がありましたが、その場合は申し訳ありませんが上記の理由により私より単価が低い山崎尚子(日当1万5千円~、半日で1万円~)を派遣させていただきます。なにとぞご了承いただけますようお願い申し上げます。申し送りなどの都合で、今年度に限り澤瀬が補助につきますので、内容についてはご安心いただけると思います。

(3)音楽療法の普及

「他の音楽療法士ではなく、是非とも智田さんに来てもらいたいのですが」

という、大変ありがたいお言葉もいただきました。長いお付き合いの中で、深い信頼関係を築いていただけたことに心から感謝申し上げます。ただ、これは別の側面から見れば少々困ったことでもあります。他の音楽療法士の仕事内容にもきちんと同じように満足して、信頼していただけるような努力を私が怠ってきたせいかもしれません。山崎尚子は6年以上、私が間近でノウハウや技術、心構えを教えてきた愛弟子です。とても素晴らしいセッションをする感受性と才能の豊かな音楽療法士です。なるべく多くの場で、たくさんの皆さんに音楽療法を体験していただくためにも、どうぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。

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