大船渡市「盛保育園」「沢川」陸前高田市「さぽーとはうす・すてっぷ」2016/3/11

東日本大震災から五年目の節目、我々は通常通りのスケジュールで気仙地区へと向かいました。3月11日だから‥とか、そういうことはあまり意識せずに、いつもの様に楽しく元気な活動を行いました。年長さんを送り出した盛保育園では、あと数日で進級という子どもたちと久々に会いましたが‥果たして成長しているのでしょうか。

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IKEAで購入した両手のあるハートクッションを使って、アシスタントなすちゃんとの追いかけっこを楽しむ子どもたち。なによりも、なすちゃんの来訪を楽しみにしているのだそうです。羨ましい!

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私(智田)はすぐ怒るので、ちょっとだけ怖い存在のようです。でもすぐに気を取り直して、大騒ぎの子どもたちにはいつまでたっても敵いません。子どもは最強ですね。

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今回は3つのチームに分かれて、メンバーが持っている宝物(音の出る玩具)を賭けてのクイズ大会を行いました。誰が回答者として前に出るのか?誰がメンバーを選出するのか?一度も出ていない子はどうやって前に出てくるのか?宝物を賭けで失った子は?子どもたちにとっては、様々な難関や課題が投げかけられましたが、メンバー間での話し合いで乗り越えてくるようになりました。成長、してるね!

活動の最後には、担任O先生がお別れ会で疲労したAKBの今のアレを使った余興を、子どもたちと共に披露してくれました。何だか、ジーンときましたよ。追い打ちをかけるように、みんなから

「一年間、ありがとうございました」

と似顔絵の色紙をいただきました。涙ナミダ‥感激です。

お昼ごはんを屋台村の寿司屋で済ませてから、被災地アルバムのお届けを挟んで、沢川仮設へ。この仮設は盛小学校の校庭に建設されたので、今年6月には残りの20世帯が別の場所を移転する形で、解消されます。我々の訪問も、それをもって終了となる見通しですが、何だか寂しいですね。そして、今回我々はあちこちの仮設談話室でみかけたポスターの方と初対面を果たしました。それは

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大阪の歌姫、奥野ひかるさんです!わー、本物だ!奥野さんは、わざわざ大阪から車で被災地にいらして、大船渡市をはじめとしたあちこちの自治体で、仮設住民を前に何百回もライブを行っている方です。すごく明るくて気さくな女性でした!タンタンも可愛がってもらって、嬉しそう。

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いずれ近いうちにこの集会所も無くなると言われて、私もちょっと悲しくなりました。でも住民の皆さんは、新たな場所へ希望を持って旅立たれるので、祝福しなければいけませんね!おめでとうございます。

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仮設が撤去された後、皆さんがどこでこういう集まりを持つのかは、まだ定まっていないようです。災害復興住宅に備えられたホールは、誰が使用しても有料‥ということなので、先行きはまだ不安定のようです。

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いつもタンタンを散歩してくださる自治会長さんも、どこに引っ越すのかはまだわからないとおっしゃってました。転居した後も、また散歩してくださいね!(byタンタン)

そして陸前高田市へと移動。途中の道で2時46分を迎えて、しばし黙祷しました。工事中の作業員さんも、頭上で黙祷なさっていたのが印象的でした。それにしても、あちこち道が混んでる!記念式典で被災地はどこもかしこも人ひとヒト!の波だったんです。案の定、帰り道もすごい行列でした。

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4時からはさぽーとはうす・すてっぷのセッション。最初に鍵盤ハーモニカで即興のジャムセッションを行った後に、自分で書いたカード(5文字、7文字)をトランプのようにお互いシャッフルしながら、俳句を作る活動を行いました。ものすごい名作が量産されて、面白かったです!

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