陸前高田市「下矢作コミュニティセンター」「竹駒定住促進センター」2015/8/3-4

盛岡市ではさんさ踊りで大賑わいの8月3日、遠方より素敵なお客様がいらっしゃいました。昨年も大槌町などにわざわざ足を運んで下さった、三重県の音楽療法士、吉田豊さんです。

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じゃーん!朝7時に我が家にタクシーでいらして、片道2時間の移動をご一緒しました。さぞおつかれだったと思いますが、にこやかに陸前高田の皆さんと交わって、あっという間に場に馴染んでました。さすがですね!!

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会場となった下矢作コミュニティセンターには二度目の訪問ですが、大広間の半分向こう側では地域の男性が大勢集まって、七夕の用意をしていました。左奥に見える牛若丸の絵が素晴らしいです。

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約1時間の活動で、誤嚥予防の説明や発音練習(今回はじめて気仙の言葉を使いました!)、様々な脳トレと懐かしの流行歌で楽しみました。

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会場には夏休み中の高校生のお兄さんがボランティアで参加していて、とても礼儀正しく高齢の皆さんに接していたのが素晴らしかったです。良い子だなー。そしておばあちゃんのお供で来ていた小学五年生の男の子も、一生懸命脳トレにつきあってくれました。縁側にいたタンタンを見て

「小さいころにオス犬に追いかけられて犬を触ったことない‥けど、触ってみる」

と言って果敢に挑戦していたのが微笑ましかったです。タンタン大人しいから初志者向けかもね。発音練習で初めて取り入れた気仙地区の言葉は、お茶を飲みながら皆さんに添削していただきましたが、海辺と山の中では微妙にボキャブラリーが違っていて、とても勉強になりました。

明けて4日、午前中の盛保育園は吉田さんも一緒でしたが、お昼にバスで戻るためお別れして、午後の竹駒定住促進センターはアシスタントなすちゃんと二人で向かいました。

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昼下がり、最高潮に暑いさなか、近所の仮設住宅からバスでやってきた皆さん。お一人の方が会場につくなり、玄関につないでいたタンタンを見て

「ちょっと、犬の綱をもっと短くしなさいよ!よその犬は怖いのよ!」

と我々に苦情を。大慌てでなすちゃんにワイヤーを短くつなぎなおしてもらいましたが、冷や汗をかきました。苦情を言った女性はその後も扇風機の向きが悪かったことや、こんな暑い日に運動とか体操とか嫌だから‥と矢継ぎ早におっしゃっていたので、少々我々も戸惑いながら活動を始めたのですが。

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回想法の活動「私は誰でしょう・昭和の女優」スライドや間違い探しの脳トレをしているうちに、その女性もどんどん活動に積極的になってきてくれました。なにせ、一番最初に声をあげて答えてくれて、会場にいた中で一番大きな笑い声で「面白い!」と言ってくれたので、本当に安心しました。

1時間の活動の最後は、ご当地出身の歌手、千昌夫の「星影のワルツ」でしめたのですが、歌い終わってから大きな声で「アンコール!!」が聞こえてびっくり!!ものすごく久々にアンコールをいただきました。最初はどうなることかと思いましたが、別れ際に

「腹の底から笑った、また来てね」

「次に来るまで、もっと痩せてなさいよ」

と声をかけていただきました。ありがとうございました!!

コメント

  1. 吉田豊 より:

    早速、ありがとうございます。盛岡から2時間以上かけて、いろんな所へ連れて行ってもらいます。そこかしこで、人も違えば、様子も違う、当たり前のことをしみじみ感じ、智田さんのお仕事の一端を味わわせてもらいました。   吉田豊

    • K.Chida より:

      吉田豊さま

      こちらこそ、たくさんの励ましとあたたかさをありがとうございました!私もたくさんの学びと気づきがありました。吉田さんがお帰りになったあとの陸前高田市でも、何だか遭遇したことのない空気にさらされて「こんなこともあるのだなあ」と驚きの連続でした‥ご一緒したかったです!またお待ちしております

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