大船渡市「沢川」 2013/7/12

二ヶ月ぶりの大船渡市、連日の雨ですっかり保育園(午前中はここの仕事)の庭は泥濘と化していました。荷物運びの時、自宅からNO靴下サンダル履きのなすちゃんは、足が泥だらけになってしまい、園長先生から雑巾を借りる始末。つーか、なんで裸足なんだYO!仕事だZO!
(ぷんすか)
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午後1時半に開始なので30分前に談話室へとお邪魔したところ、いつもの男性支援員は研修で不在だそうで。女性支援員さんに挨拶をして
「これ‥全国の皆さんから送られてきた手芸材料なんですけど、もしどなたか御入用でしたらお渡しいただけませんか」
と差し出したところ
「つい先日から、ここの住民の皆さんで手芸活動開始したばかりなんです!布が足りなくて困っていたんです!嬉しい」
と言っていただきました。何というグッドタイミング!
(サークル名は椿の会というそうです)
雨なので出足は悪かったのですが、最終的には5名の方が集まってきて下さいました。そのうちのお一人、一番歌に詳しい女性は、次に我々が来る9月末にはもう仮設住宅を退去なさって、市内の新居にお引越しされると聞きました。めでたい!と同時に、やはりしんみりと「寂しくなるねえ」という空気も。
「音楽療法をする時は事前にお葉書出しますから!」
と言ったら
「あ、そう!じゃあバイクで来るわ!」
と元気なお答え。80代ですよ、この方。
歌っている最中、窓の外から何やら視線を感じ、ふと見ると2011年3月に保育園を卒園した元・私の教え子がいました。彼女は現在、沢川仮設のある小学校に通っている3年女児ですが、もしかしたら音楽療法の先生だっておぼえていてくれたのかな?
帰りに声をかけたら
「なんであたしの名前知ってんの!」
だって。
まあ、数年もたってるから忘れていてもしょうがないですね。

コメント

  1. 香葉村 より:

    智田さんこそ、数年前の幼児なら成長して顔も変わってきているでしょうに、よく分かりますね!偉いです。
    私は1年前にお会いした方の顔すら殆ど覚えていなくて、いつも苦労します(相手は、名前の珍しさと顔のデカさで、私を覚えている)。
    80台でもお元気なのもうらやましいです。
    私は自信ありません。ボケてるかも…

  2. 智田邦徳 より:

    香葉村さん。
    コメントありがとうございます。
    この女の子の学年は二年ほど毎月担当していて、最後の最後に東日本大震災があったので、ものすごく印象に残っているんです。幸い保育園の子たちは誰ひとり犠牲にならずにすみましたけど、家が流された子は気の毒にも仮設住まいになりました。何かの縁でこの仮設に通うことになりましたが、ずっと見守っていければいいなあと思います。
    私も80歳でバイク乗り回す自身はありません‥すごいですよね。

  3. 香葉村 より:

    そうですか…
    そうですね。縁あって見守るというのは、大事なことだと思います。
    ところで、バイクで思い出したけど、ウチの母の車もそろそろ取り上げないと、誰か轢いちゃいそうで怖いわ~と思いました(^^;

  4. 智田邦徳 より:

    そうなんですよね‥身近なお年寄りにもいますが、だんだん慣れていたはずの運転があぶなっかしいことになってきているんです。免許を返上すると不便になるから!って強情をはっているお年寄りは多いと思いますが、事故で他人を巻き込むのが怖いので‥説得が難しいですね。

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