大槌町「安渡第二」 2012/4/21

この月から開始した大槌町の仮設住宅巡回ですが、安渡は二か所目になります。
その後長いお付き合いとなった安渡の皆さんと、一番最初にお会いした記念すべき日です。
16:00-17:00 安渡第二
大槌町支援員配置事業の担当さんからFAXで送っていただいた地図をもとに、不慣れな大槌町の瓦礫の道を迷いながらやっとたどり着いた会場は、安渡小学校の校庭に設置されていました。大きな樹とさびて赤くなった山田線の線路が目につきました。
談話室に入ると、中学生?の男子6人がカードゲームに興じていました。彼らの足元には食べかけのスナック菓子や、炭酸飲料のペットボトル。私が入室しても、素知らぬふりです。視線さえよこしません。
それだけ熱中していたんですね。
開始時間がせまってきたので、申し訳ないけどイベント始めるから終わりにしてくれる?と話しかけたら、無言で片付けて部屋を出て行きました。ゴミはそのままで。
やれやれ、と思いつつ会場設置をしていると、今度は別の男子が二人入ってきました。
「どうしたの?」
「インターネットがやりたいんですけど」
この談話室には二台のノートパソコンがあって、ネットに接続されているようでした。何か勉強で必要なのかな?と思って入室させたら、何と彼らはゲームの攻略サイトを見始めました。
Imgp0168
村上春樹のようなため息をつく私。
やれやれ。
開始時間の16時になっても誰も来ませんでした。
部屋の中に貼られているポスターや色紙などを見ていると、30分ほど過ぎてからやっと来客あり!やった!
限られた時間でしたが、楽しんでいただけるように頑張ってセッションをしました。
(その間、男子たちは頭からジャージかぶって音を遮断しつつもネットを中断することはありませんでした‥根性ねえ)
「夕方のこの時間は、みんな夕飯の支度で忙しいから来ないと思うよ。もっと早く来られないの?」
と活動後に言われましたが
「宮古市の仮設を終わってこっちに急いで移動しても、どうしてもこの時間からしか出来ないんですよ。申し訳ありません」
としか答えられず。
「まあいいや、またどうぞいらっしゃい」
そう言っていただいて、この日は終わりました。
釜石経由で、遠野でジンギスカン買って帰りました。

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About K.Chida

東日本大震災の被災地となった三陸沿岸で暮らす人々を対象に、音楽療法による支援を行っている岩手県在住の音楽療法士です。2013年2月に一般社団法人東北音楽療法推進プロジェクトを設立しました

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