3月 21

宮古市「愛宕小」「中里」2018/3/4

午前10:30- 愛宕小

バタバタと閉鎖の決まった宮古市内の仮設住宅、この日の二件も最後のサロンとなりました。思い起こせば愛宕小学校仮設の初回、誰も来なかったので当時の同行者(三上さん)と二人で途方に暮れながら談話室で一時間過ごしたものです。そんな話を皆さんにしたところ、リーダー格のKさんが

「実は私の住居はここ(談話室)の隣だったから、あなた達が来ていたのはわかった。でもどうしたら良いか分からず、じっと部屋で黙って座っていた」

と打ち明けてくれました。確かに、2011年10月といえば震災発生から半年。被災した皆さんは出来たばかりの仮設住宅に入居したてで、落ち着かない時期だったと思います。そんなところにどこの誰かも分からない人間がイベントでございます、と訪れても‥ねえ。

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この談話室が無くなったらどこに集まろうか、と皆さんがおっしゃるので

「どこか場所さえあれば、私はずっと通いますよ」

と言ったところ

「じゃあ、Kさん宅(近所に中古住宅を買って改装中)はどう?」

と皆さんがおっしゃったので、何と!愛宕小サロンは継続決定です。良かった。

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一通り歌を歌ったあとは、毎度ありがたいランチの時間です。本当に店を出して欲しい‥Kさんの絶品中華そばです。

午後13:30- 中里

お昼休みが終わる頃、集会所へお邪魔しました。既に多くの方がお集まりになってました。やはりここも最後のサロンです。いつも通り、サロンのしおりをお渡しして声の出し方、呼吸法、姿勢の保持、抗重力筋の鍛え方などについて説明しながら活動を進めました。

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中里こと愛宕公園仮設の皆さんは元々、鍬ケ崎地区に住んでいた皆さんです。この仮設が無くなった後にどこのサロンにお誘いすればいいか‥私も考えたのですが、人によっては違うメンバーが入ったサロンは気が引けるとか、人数が多いサロンだと嫌だとか、本当にたくさんの考え方、意見があります。一概に、鍬ケ崎出身の方が多いからと鍬ケ崎公民館にお誘いして済む話ではありません。社協さんとじっくりと相談して新年度の巡回先を慎重に決めたいと思っています。

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最後に「蛍の光」「仰げば尊し」を歌って、6年間の区切りとしました。また再会できることを祈りつつ、皆さんとお別れをしました。ふと窓の外を見ると、ずっと集会所の様子をうかがっていた一羽のカラスが飛び立っていくところが見えました。