1月 11

宮古市「第二中学校」「きれまち」 2012/4/7

午前 10:30-11:30 「第二中学校」
9名の方がご参加下さいました。
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お一人の方がとても嬉しそうにしていらしたので
「どうしたんですか」
と聞いたところ
「名古屋から来たボランティアの美容師さんに、髪の毛とネイルをしてもらったの」
とおっしゃっていました。女性にとって、綺麗になるのは何より嬉しいのですね。
この日は9曲歌った他、宮古弁スケッチブックを用いた発音練習をしました。
「まんびき」
という魚は、俗に言うシイラらしいです。
ちょっと語感だけだとびっくりしますね。
午後 13:30-14:30 きれまち
大人の参加者には何度もフラれ続けているこの仮設ですが、可愛いお客さんが3人遊びにきてくれました。
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丸い風船を膨らませて、文房具用品の色シールをぺたぺた貼って、みんなで面白い模様をつけてみました。私は45歳のおじさんなので、どうしても整った感じのデザインになってしまうのですが、子供の自由な発想で描かれたシールの図案は面白かったです。かなわない~。
「こうして遊ぼう!」
という呼びかけより、彼らのするにまかせてニコニコ見守っているのがとても心地良かったです。
時々キーボードでBGMを弾きつつ。
お姉ちゃん、小さいお姉ちゃん、弟の三兄弟と1時間たっぷり遊んだあと、我々は初めての大槌町仮設に向かいましたが、その話はまた今度‥!

1月 10

宮古市「藤原三丁目」「高浜」 2012/3/24

思い出深い一日でした。
午前 10:30-11:30 藤原三丁目
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3名の方がご参加下さいました。
このうち、いつもにこやかにリクエストを下さる女性が
「先生(私のことです)の声で聞いてみたいから、今度持ってきて下さい」
と言ったのが
「雨に咲く花」
という曲です。
これは戦前、関種子という女性歌手が歌ったのですが、数十年後に井上ひろしという歌手がカバーして、流行しました。
これまでも、私が一人で歌った歌を聴きたい!というリクエストはありましたが、実は(大学でオペラを専攻していたにも関わらず)人前で歌うのが少々苦手なのです。
でも、せっかくそう言って下さったので次回までの宿題ということで持ち帰らせていただきました。
この日の宿題は、あと「玄海ブルース」もありました。
午後 13:30-14:30 高浜
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時間前から部屋で待ちかまえていた小学生男児に
「またキーボード弾かせて!」
と言われ、セッション開始前までの限定で好きに弾かせてみました。まあ、当然のことながらバンバンと力任せに鍵盤を叩かれましたが‥この仕事していると楽器は消耗品なのです。
大人の参加者は7名でした。
ボランティアの学生さんも2名いらしていて、終わってから
「実は、音楽療法がここに午後入ると聞いて、是非とお願いして入れてもらいました」
と言われました。
「興味あるの?」
と聞いたら
「実は学校で音楽療法を学んでいるんです」
とのこと。おお、それはすごい!
参考になったかな。
さて、この日は午前と午後を通じて個人的にお付き合いのある姉妹が同行しました。お姉さんとはSNSを通じて数年前に知り合い、今回の震災での活動をそこで書いていたら
「一度、被災地に行ってみたい!」
と申し出があり、日程が決まったあとに関東にお住まいの妹さんもご一緒することになったのです。
音楽療法士ではない知人の同行はこの日が初めてでしたが、先入観のないぶんとても新鮮な感想を終了後に話してくれました。
また来てくださいね、くろちゃん&妹さん!

12月 26

宮古市「なかよし公園」「あゆみ公園」 2012/3/17

先日いらした世界の岡崎香奈さんが初めて被災地を一緒に回ってくれたのが、この日でした。
午前 10:30-11:30 なかよし公園
8名の方にご参加いただきました。
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「上を向いて歩こう」を歌った時は、ボランティアで入っていたカリタス・ジャパンの女性が涙ぐんでいたりと波乱含みの導入部でしたが、いくつもリクエストが寄せられて、たくさんの歌声が聞けました。
「女のみち」
「なみだの操」
と立て続けに歌った時は
「何だか‥これぞ女の一生ですね」
「モーパッサンですね」
という掛け合いもありました。
楽しかった‥。
午後 13:30-14:30 あゆみ公園
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この仮設には、避難所時代に出会った印象深い御夫婦がお住まいでした。
我々が訪問すると事前に告知があり、ずっと待っていたよ!と言っていただき、とても嬉しい気持ちで再会を喜びました。お元気で良かった。
この他、小さいお子さんをお連れの女性も参加して、風船を膨らませたり懐メロを歌ったりと、色々忙しい1時間となりましたが、充実感がありました。
ここから昔話。
岡崎香奈さんと初めてお会いしたのは、松井紀和先生が主宰の日本臨床心理研究所「音楽療法セミナー」でした。山梨県富士吉田市にある人材開発センターで2泊3日泊まり込んでの、講師も受講生も寝食を共にする親密な学びの場です。
当時お互い20代でしたが、香奈ちゃんは既に欧米帰りの新進気鋭の有名セラピスト、こちらは臨床始めたばかりのペーペーでしたが、わけ隔てのないフランクな香奈ちゃんの人柄のおかげで、すぐに仲良くなることができました。
あれから20年近く、ずっと気にかけてもらって本当に幸せです。
お互い、色々あったけどねえ‥この年月。
(遠い目)
これからもどうぞよろしくお願いしますだ。
追記。
この日、もう一組東京からお客様がいらっしゃいました。
武蔵野市おもちゃ図書館の出前で、お二人が被災地宮古の仮設で活動されました。
その様子が生活復興支援センターのブログで紹介されております。
香奈ちゃんを含めた女性3名は、うちに泊まって一緒にお酒を飲みながら色々お話をしましたよ。
楽しかった!
どうぞまた来てくださいね。

12月 19

宮古市「西が丘」「板屋」 2012/3/3

※過去の訪問日記です
午前 10:30-11:30 西が丘
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3月3日なので、談話室には雛飾りがありました。
きれいですね!
この日は私の母校・日芸から音楽療法専攻の女の子が見学に来ていました。また、ボランティアで立命館の学生さんもいらしてました。
とても賑やかなセッションとなりました。
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学生さんを強引に誘って「あてふり」を披露している場面です。ずいぶんノリの良い男子でした。
この頃から、仮設の皆さんから聞こえてくる宮古弁に興味が出てきて、自分なりに「宮古弁ノート」というものをつけていました。その中で
「かぼちゃさめはな」
という言葉が気になり
「これ、どういうことでしょうね」
と聞いたら
「私のことよ!」
と笑う女性がいました。
(興味のある方は是非調べてみて下さい)
午後13:30-14:30 板屋
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個数が少なく、団地内には談話室や集会所が作られなかった仮設です。住宅街の公園に造成されました。
空き部屋がひとつ、談話室がわりに使用されています。この日のセッションもそこで行いました。
ここも雛飾りがありました。
初めて訪れたこの場所で、私はとても大事な学びを得ました。
毎回、200~250曲ほど歌詞を持ち込み、タイトルがわかるように並べて
「どれかお好きな曲を言ってください、何でも伴奏しますから」
と提示していたのですが、ある参加者が
「私は‥ダメだ」
と言って、押し黙ってしまったのです。
説明不足のせいで、選んだ曲を一人で「歌わされる」と勘違いされたのでは?と、終了穂に思い当たりました。
そういえば他の場所でも
「私は歌えないから、聞いているだけ。それでもいい?」
と念を押す人が数名いたのでした。
音楽療法は他の慰問と違い、参加者が自ら歌を歌い、その行為によってストレス緩和や発散を狙うのです。
そう周囲に説明してきた私ですが、歌わされることへの恐怖感がある参加者もいるのだ、と気づかされました。

12月 10

宮古市「愛宕小学校」「実田」 2012/2/25

※過去の訪問日記です
午前 10:30-11:30 愛宕小学校
大粒の雪が降る中、以前の訪問では一人も参加者のいなかった愛宕小学校に到着しました。この日は私の敬愛する精神科医・松井紀和先生が同行してくださいました。2011年10月22日以来、二度目です。
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今回は先生が十数分ほどレクリエーションを担当してくださいました。そして!わざわざクイズの景品までご自分で用意してくださったんです!すごい!
真剣にクイズに挑戦する参加者の皆さん。
「歌いだしクイズ」では「いい日旅立ち」を回答できなかった方が
「これ、結婚式で歌ったのにー!くやしい!」
と笑ってました。
灰田勝彦の歌った「新雪」は戦前歌謡ですが、これを聞いた男性が
「俺がまだ親父の玉の中にいた頃の歌だな」
とちょっとシモネタなコメントを‥。
松井先生も苦笑いでした。
午後 13:30-14:30 実田
ここでも松井先生コーナーがありました。
先生が現在お住まいの山梨ゆかりの歌「
「武田節」
をみんなで一緒に歌い、よいしょこらしょと手の体操を行い、最後は
「阿波踊りでもしようか、智田くん踊りなさい」
と命じられました。
臨床歴20数年の私ですが、松井先生の前では赤ん坊同然‥おおせのとおり踊りましたよ、一心不乱に。
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徳島の皆さん‥私、踊れてますか。
往復の車の中で、私は松井先生からとても貴重なお話をたくさん聞くことができました。そしてたくさんの激励の言葉をいただきました。
それらは被災地支援というゴールの見えない活動を続けるための原動力として、今現在も私の胸の中で熱く燃えさかっています。恩師の言葉は一言一句が宝です。