1月 31

宮古市「西が丘」「近内」 2012/5/19

過去の訪問日記からお届けします。
午前10:30-11:30 西が丘
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西が丘仮設には犬がいます。
私は大の犬好きなので、本当はナデナデしたりちゅーしたり可愛がりたいのですが、身分的にはただのボランティアなので、手が出せずにいて忸怩たる思いでいます。ああん、触りたい!
前に訪問した時にいた「ボス」という犬はもう亡くなったと聞きました。今いるチビちゃんは、いつか撫でてみたいと思っています。
この日、宮古市で
「豆腐汁が出た」
という鳥羽が
「近所で不幸があった」
という表現だということを知りました。身近な方が亡くなったことを、そう表現する皆さんの伝統に触れて非常に「近づいた」感がありました。被災地支援を続ける私にとって、宮古市の皆さんが普段使っている表現を知ることがとても重要なことなのです。
豆腐は三角形に切って、醤油味で味付けするそうです。
「八杯汁」
とも言うようです。
午後 13:30-14:30 近内
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前回、こちらの意向を聴かずに暴走した小学生男児のうち、一人が入室していました。でも、ボランティアの高校生男子(お兄さん)がいて、彼が全て受け止めてくれたのです。すごいなあ!やはり子供の相手をしてくれる誰かは必要です。
お金を送ってくれることも、物資で支援してくれることも大事ですが、被災地で行き場を失くした子供の相手をしてくれるボランティアさんがいることがとても助けになります。この日の、この男児も行き場を失くしたエネルギーを共有してくれる、歳の近い誰かがいてくれたらきっと穏やかな一日になったのではないかと思われます。

1月 29

宮古市「実田」「藤畑」 2012/5/12

過去の訪問日記からです。
午前 10:30-11:30 実田
敷地内に桜の木がありましたが、ほぼ姥桜でした。でも散った後の桜の木も素敵ですね!この日は縁側で日向ぼっこしていた方にお声かけして、音楽療法へのお誘いをしてみました。社協の巡回員さんでさえ、あまり戸別訪問はしてないらしく(というか忌避している方も多いので)遠慮してましたが、活動の参加そのものが自宅閉じこもりの予防になるのなら‥という思いもあり。難しい時期でした。
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この日は「台詞つき」の懐メロで、研修生の女性(当時、宮古市在住)とアシスタントなすちゃんにその台詞をトライしてもらいましたが、とても受けが良かったです。たどたどしかったり、初々しかったりするとフックが強くなるのか、参加者の食いつきも良かったですよ。
午後 13:30-14:30 藤畑
初めて訪れた場所でした。
敷地内に住民有志で園芸用のスペースを作成して、苗や種を植えて野菜を栽培をしていたようです。紫蘇の種をまいたとあって、住民の方に
「紫蘇の種は水につけてしばらく置いたほうが発芽する確率が高まりますよ」
と私が(余計なことだったかもしれませんが)アドヴァイスしたのを今でも憶えています。その後、どうだったのかな?
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談話室の壁一面に、手芸の作品が飾られていて、活動が盛んな場所なんだなあとい印象を持ちました。イカのマスコット、素敵ですね。聞くと、大阪からわざわざ訪れて、指導してくださる方がいらっしゃるとのことでした。
音楽療法では10曲歌いました。
終わったあと、皆さんが一生懸命作った「ふくろう」のマスコットをお土産でいただきました。私は車のキーホルダーとしてずっと重宝しました。
宮古市の中では、一番遠くにある仮設でした。
買い物とか不便そうだなあと思ったものです。
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1月 28

宮古市「高浜」「鍬ヶ崎」 2012/4/28

午前 10:30-11:30 高浜
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入室すると、カリタスジャパンの皆さんがいらっしゃいました。
(お茶のサロン)
お一人、ご年配のシスターがいらして
「わ、本物だ!」
とついテンション高くなってしましました。
私にとってシスター=シスターグレー‥っておぼえている同年代の方どれくらいいますかね。私「キャンディキャンディ」の登場人物、未だにフルネームでおぼえています。
(テリュース・G・グランチェスターとかパトリシア・オブライエンとかアリステア・コーンウェルとか)
話がそれましたが、この日は9曲歌いました。
いつもの太目小学生男子と、その女子友達が一緒にいて、やはり活動後はキーボードを弾きにきました。好きねえ。
午後 13:30-14:30 鍬ヶ崎
この日、鍬ヶ崎には青空高く鯉のぼりが泳いでいました。津波で失われた町に、気高く雄々しく揚々とたなびく鯉のぼりの姿は、何だか胸に強く訴えるものがありました。
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数名のボランティアさん、社協職員さんを交えて楽しく10曲ほど歌い、そして踊りました。かつて宮古で一番活気のあった町、鍬ヶ崎に昔から暮らしていた皆さんからは、毎回面白い昔話を聴くことができます。聞いているうちにまるで自分もそこにいたかのような、生き生きとした錯覚をおぼえるのです。
思い出を共有できる時間って、いいですね。
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終了後は小山田の高齢者デイサービスセンターに移動して、利用者さんと沢山歌を歌いました。そして聞いたばかりの鍬ヶ崎の話をしました。

1月 24

宮古市「藤原三丁目」「児童相談所」 2012/4/21

過去の訪問記録です。
午前 10:30-11:30 藤原三丁目
かわいキャンプからサロン活動のボランティアさんがいらしてました。
サロン活動というのは、談話室に立ち寄る仮設住民の皆さんに、お茶をいれたりお話を聞いたりといった活動です。
独居の方のみならず。誰かとお話をしたいと思っている方がたくさんいるので、とても良いボランティアだと思います。休日は子供たちも遊ぶ場所が無くて退屈しているので、一緒に遊んであげられる若者が来てくれると大変喜ばれます。
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肝心の音楽療法は、たくさんの方が参加してくださいました。最初に歌った曲をリクエストした男性は
「ん?前に出て一人で歌えばいいの?」
と言って、ホワイトボード前でずっと気持ちよさそうに歌ってました。
ボランティアの女性たちも
「えええ、こんな歌知らない」
「うちの父親の十八番だ、これ」
と面白がっていました。
午後 13:30-14:30 児童相談所
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ここにもサロン活動のボランティアさんが来てました。
音楽療法に興味津々の御様子‥。
住民の方はお二人が参加してくださいました。
あとは南公園からもゲストが。
この方は、避難所時代から私の音楽療法の常連さんで、この日お昼をご一緒したあとに
「良かったら久々にどうすか」
と誘って、来てもらいました。
歌を歌うより、昔話に花が咲きました。
たまには、いいですよね。
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リモコン、見つかったでしょうかねえ。

1月 23

宮古市「清寿荘」「浄土ヶ浜」 2012/4/14

過去の訪問記録です。
午前 10:30-11:30 清寿荘
8名の大人の参加があり、入れかわりたちかわり子供の参加があり。何だかとても賑やかな1時間でした。
崎山のセッションでもそうでしたが、私は基本的に大人の皆さんを想定してセッションを組み立ててきているのですが、そこに住む子供たちが乱入した時は何としても「楽しんでもらいたい」という気持ちが働き、どっちつかずの活動をしてしまいがちです。
この日も、懐メロばかり弾き歌う私の態度に業を煮やした子供たちが
「つまんない」
「別の遊びがしたい」
という態度でした。
仮設を回る時、子供専門の音楽療法士が一人いるといいなあ、といつも思います。もし一緒に被災地を回ってくれる同業者の方がいたら、お願いしたいです。
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午後 13:30-14:30 浄土ヶ浜
社会福祉協議会の方やボランティアさんが同席する中、いつも集まるメンバーさんと様々なジャンルの歌を歌いました。ここは特定の方が談話室に集まって、作業を行っている場所です。音楽療法に関しても、既に「何を目的に、どんなことをするか」という見通しがついている方が殆どで、リクエストも積極的になさって、自分にとって楽しく心地良い活動にしたいと自ら発する態度でのぞんでいる皆さんです。
ちなみにボランティアはハンドマッサージでした。気持ちよさそう!
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それほど規模の大きな仮設ではありませんが、こちらとしてもどんな方が我々の来訪を待っていて下さっているのかが分かる貴重な訪問先です。有難いです。
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被災した皆さんにとって、お仕着せのイベントに参加する、という状況から、徐々に「自らも発信して自分たちにとって有益な支援を選択する」時期になってきたのだなあ、と感じさせる時間でした。