11月 30

大槌町「安渡第二」「吉里吉里中」「吉里吉里第二」2017/11/19

午前10:30- 安渡第二

秋晴れの空の下、民宿「六大工」を出て安渡地区へと向かいました。まだまだ住宅地造成や道路工事が続くので、訪れるたびに通ることのできる道路が変わっています。ややこしい!!

IMG_2089

この日は遠く北三陸から私のTwitter友達が、サロン常連のお母さんと一緒に参加してくださったのですが、最近とても近しい方がお亡くなりになったと聞き(しかも私と年齢がさほど変わらない)非常にいたましい気持ちになりました。そんな中、わざわざ足を運んでくださったお心に報いるために、どうにか気分転換できるような内容を‥と思って懐メロを普段より多めに演奏しました。

参加していただいた皆さんはそれぞれ、仮設を出て新しい暮らしを始めたばかりですが、いくつになっても再出発は可能であること、どんな時でも仲間と語らい笑顔で接することができる場は必要なのだと痛感しました。そんなサロンを目指してこれからも頑張ろうと決意を新たにしました。

午後13:00- 吉里吉里中

大槌町内の仮設巡回スケジュールから小鎚第五と小鎚第二十が外れた枠をどうするか‥巡回先を組んでくれている事業所と相談したところ、吉里吉里中仮設はどうですか?と打診されました。実はここは一度だけ訪問して、その後サロン開始時間が遅いから二度目は結構です、と住民さんからお返事をいただき一回だけで終了したところでした。調べてみたら2012年9月8日なので5年前ですね。

IMG_2096

果たして5年もたってから二度目の訪問に、参加してくださるような住民の方はいるのかどうか‥としばらくアシスタントなすちゃんと二人で集会所にじっと座っていたのですが、最初に一人、時間をおいてまた一人‥と人が集まり始め、最終的には三名の方にご参加いただきました。

IMG_2100

引っ越し間近の方、すでに転居済みの方、今も仮設にお住まいの方とそれぞれ違う環境で生活なさっている皆さんですが、とても楽しんでいただけたようで、今度はいつなのか?もっとたくさんの人に声をかけておくから‥と言っていただきました。我々の知らない、津波前の吉里吉里の様子についても多くの思い出を語っていただき、とても勉強になりました。ありがとうございました。

15:00- 吉里吉里第二

四か月ぶりの吉里吉里第二です(前回、二か月前のサロン開催は台風のために事前中止が勧告)。この期間に、サロンの常連さんは殆どが仮設を出て、新しい暮らしを始めたのでした。中止したのはとても残念でしたが、これもまた我々のサロンっぽいと言えばそうかもしれません。

IMG_2111

お集まりいただいたのは、これまで何年もご一緒してきた元住民のS姉さんとOさん。そして、Oさんが多くの方に声をかけてくださったお陰で、初参加の方々が大勢集まってきてくださいました。そのうちのお二人は、ちょっと前に大槌町ショッピングセンターマストのホールで歌と体操のサロンを開催した時にふらっと立ち寄って下さった方でした。吉里吉里中仮設といい、過去の出会いがこうやって再びつながるというのは驚きであり、大きな喜びでした。

IMG_2107

「歌と体操のサロン」しおりを用いて、私となすちゃんが交代でご説明申し上げつつ、懐メロを歌ったりダンスを踊ったりと賑やかで笑いの絶えない一時間となりました。ああ楽しかった‥と解散した後、思いもよらないトラブルが!!Oさんの車のキーが無くなったのです‥みんなで懸命に探したのですが、見つからなかったので、もしかしたらどなたかが間違って持ち帰ってしまったのでは?と推測。スペアはご自宅にあるとのことだったので、我々の車でお送りして、無事に車は運転できましたが‥びっくりでした。

10月 14

大槌町「安渡第二」「小鎚第十七」「小鎚第四」2017/10/8

午前10:30- 安渡第二

いつもの民宿「六大工」に一泊しましたが、いつもと違う客層でまんぱいだったので驚きました。どんどん繁盛していくのが嬉しいです。相変わらず食事が最高!

IMG_1594

さて、赤浜八幡神社のお祭りを遠目に眺めながら、安渡第二に到着。秋晴れの良いお天気に、新しく造成された安渡地区の新居から、皆さん続々と集まって下さいました。坂が、ねえ。きついんですよ。

IMG_1595

新しい安渡の巡回員さんは毎回「歌と踊りのサロン」と書いて下さってます。間違ってません、あながち。

ところで安渡ではあまり歌を歌いませんでした。皆さん、新居に移ってからあまり人と集まって話をしていないせいか、凄かったんですマシンガントーク。とてもじゃないですが、音楽をさしはさむ余地は全くございませんでした。聞き取れないほどの大槌ことばで、一時間たっぷりあーだのこーだのと花が咲いておりましたよ。やはり、集まる場所って必要ですね!!

午後13:00- 小鎚第十七

たまたま訪れた「だあすこ」というJAの産直で、感謝祭真っ最中でした。おふるまいの芋の子汁もありましたが、我々は食堂でスペシャル定食を。何と!松茸ごはんとさんまのつみれ汁です!美味しかった。

IMG_1606

小鎚十七ではいつものUさんと、実妹であるTさんとご一緒しました。何か映画をかけましょうか?と提案したところ

「いいよ、話をしよう。せっかくだから」

と言われて、ここでもよもやま話の時間となりました。Uさんからは、認知症ってどんな症状なのか?治療法などはどうするのか?と質問をいただきました。周囲に、もしかしたら‥と思い当たる方が最近いるのだそうです。私がいつも介護予防教室で行っている「認知症とは?」というパワーポイントのスライドを見ながら、ご説明申し上げました。中核症状、周辺症状、認知症の種類、周囲の人が助けてあげられるポイントなどを伝えると、Uさんは色々と腑に落ちたご様子でした。

15:00- 小鎚第四

エコハウスと呼ばれる、小鎚第四の皆さんが集まるこの建物も、使用期限が来年とせまってきました。その後、皆さんと再びこうやって集まれるかどうかは不確定です。宮古市は公民館など公共の施設を使うめどがついているので安心ですが、我々には大槌町のどの部署、誰に話をもっていけばいいのか今のところさっぱり見当がつきません。そろそろ動き出さないと!

IMG_1615

世話役のYさんが他のお二人にも声かけをしてくださって、三人のご参加となりました。みんなで昭和の懐かしい映像を見ます。

IMG_1616

Yさん以外のお二人、S山さんとS銀さんは大槌町といっても奥にある山村のご出身。Yさんも知らないようなとても興味深い山の生活を思い出して、我々に語って下さいました。

8月 26

大槌町「安渡第二」「小鎚第十七」「小鎚第四」2017/8/20

午前10:30- 安渡第二

小雨、霧雨の一日でした。沿岸はこの夏、殆ど曇り空か雨降りだったと聞いていましたが、湿気が多くてもわもわとした空気でした。最高齢のTさん96歳は仮設の部屋から手押し車で移動してこられるのですが、雨が降ると傘が差せないので大変!とおっしゃってました。

IMG_1058

Eさん、Cさん共に新しい住居へお引越しなさったので、まずは新生活についていろいろとうかがいました。隣近所との新しい関係を築くのも、また大変だろうなあ‥と思っていたら、仮設の時のお仲間が隣になったとのことでした。安渡地区では最近、お亡くなりになった方もいたので、夏の終わりのお祭りがどうなるのかしら‥という話題も出ました。

IMG_1062

懐メロを歌ったあと、私とアシスタントなすちゃんがお盆休み中に東京で習ってきたフラを、ちょこっとだけ披露いたしましたよ。JWIめぐ先生、お世話になりました!たくさん練習してますよ!

午後13:00- 小鎚第十七

お昼は新装開店の喫茶店「夢宇民」で食べて、小鎚第十七へ移動しました。ここでは同じくJWIで習った骨盤体操Q-renを皆さんに体験していただきました。

IMG_1068

この猫ちゃんは住人さんが連れてきた7歳の男の子。外につながれているタンタンが気になって窓から全然動きませんでした。

IMG_1066

足のセルフマッサージから骨盤コロコロ体操まで、フルに一時間!汗だくになりながら

「気持ちよかった!」

「足が楽になった」

と大評判でした。ルミルミ隊長、ありがとうございました。最後に、9月でお引越し予定のKさんからなんとお礼の品をちょうだいしました。お心遣いに感謝します‥どうぞこれからもよろしくお願いします。

15:00- 小鎚第四

ずっとエコハウスを使用してきた小鎚第四仮設のサロンですが、いよいよ終了が近づいてきたようです。代表のYさんから

「今のうちに、私たちが作った手芸作品でほしいものは壁から外して持って行ってね」

と言われました。うーん、欲しいことは欲しいですが大事な記念の品なので皆さんがご自分でお持ちになっていた方がいいと思いますよ!

IMG_1085

我々にとっても思い出のたくさんつまったエコハウスですが、皆さんも外部からいらした支援者、ボランティア団体との交流会で素敵な思い出作りをした場所です。色んな思いが去来していたことでしょう。

IMG_1088

蒸し暑い中、うちわでご自身を仰ぎながらたくさんの歌を歌い、踊ってくださいました。ご参加、ありがとうございました。また二か月後にお会いしましょう!!

7月 19

大槌町「安渡第二」「小鎚第五」「吉里吉里第二」2017/7/16

午前10:30- 安渡第二

前日の宴会があまりに楽しく、長い時間ずっと飲み続けていたせいか、少々ふらふらになりながら大槌町へと移動。アシスタントなすちゃんが運転してくれている横で、助手席に身を預けながら私はずっとスマホを握りしめておりました。というのも、一年前にオーストラリアからわざわざ三陸へと足を運んでくださった名郷泉さん&ニックさんが再び遊びにきてくださることになっていたからです。ちゃんと安渡までたどりつけるのかどうか心配でしたが、多少時間は超過しつつ無事にいらしていただくことができました。

DSC_0331

暑いさなか、わざわざオーストラリアの名物チョコビスケットもお土産にくださいましたよ!さっそくご参加の皆さんにお渡しいたします。美味しい美味しい!と大評判。このあと、泉さんが急遽こしらえてくれたオーストラリアの歌のあてふりもご披露してくださいました。可愛い歌と踊りでしたよ。

DSC_0321

3度の津波を乗り越えてきた奇跡の96歳、Tさんとも対面を果たして、国を超えた交流がこの日行われました。皆さん、さすがに肝が座っていて1時間ずっと平常心でしたねーすごい!

午後13:00- 小鎚第五

お昼ごはんはわらびっこ商店街のお蕎麦屋さんで食べて(美味)、午後一番の現場は昨年台風10号で甚大な水害にみまわれた小鎚第五仮設。4ヶ月前はお二人ほどお見えになったのですが、この日はどなたの訪問もありませんでした。ぽっかりと空いた時間に、ニックはタンタンとしばしの交流。

DSC_0334

私は泉さんからオーストラリアの音楽療法事情や、家賃の高さなど暮らしの違いについて色々と教えていただいてました。すごいな、家賃。なすちゃんは延々と一人で自作のピアノ曲の練習をしておりました。

DSC_0336

15:00- 吉里吉里第二

吉里吉里第二では外でS姉さんがタンタンを待ち構えておりました。さっそく、そのまま散歩につれていかれるタンタン。

IMG_6466

我々は集会所の中で体操や懐メロなどを歌い、昔の動画などを見て皆さんから思い出を聞く活動を行いました。山間の暮らし(昭和10年ころ)を見たのですが、途中で出て来る♪お正月、ええもんだ‥という歌をご存知の方がいて、一緒に口ずさんでおりましたよ。

DSC_0339

活動終わりに、何人かの方から

「今までお世話になりました、楽しかったわ」

「歌で癒やされました、長い間通ってきていただいてありがとう」

と声をかけられました。何だかこれでお別れみたいだなあ、と思っていたら本当に皆さん近々仮設住宅からお引っ越しされるとのことでした。私は6年近くこうやってご一緒してきたのですが、どこまで近づいていいものか思いあぐねて、距離を保ったまま接してきたせいか、転居先の住所を聞き出すのをいつもためらっております。またご縁があればどこかで再会できるのでしょうが、寂しい気持ちがいなめません。でも晴れの門出なので、精一杯の笑顔で送り出したいと思いました。

泉さん、ニックさん、遠くからわざわざありがとうございました!!

6月 22

大槌町「安渡第二」「小鎚第十七」「小鎚第四」2017/6/17

午前10:30- 安渡第二

前日の宮古市巡回の後、大槌町のいつもの民宿「六大工」に泊まり、美味しいものをいっぱい食べてパワーを取り戻した我々は日曜日に大槌町内の仮設を三箇所まわりました。宿をチェックアウトしてから開始時間までの間は、安渡地区にあるファミリーマートの中にある休憩所をお借りして作業を行いました。ああいうスペースがあるのは本当に助かりますね、お店の方ありがとうございます。

IMG_0487

安渡第二仮設はこの日、クロネコヤマトの格好をした若者が数名大忙しに動き回っているのが見えました。誰かのお引っ越しかな?と思ったら、五年前から毎月のように参加してくださるCさんが新居に移られるのだと聞きました。いよいよ新天地での生活が始まるのですね、おめでとうございます。ご本人にはお会い出来ませんでしたが、どうぞお疲れの出ませんように‥と心のなかでお祈りいたしました。

IMG_0492

一通りいつも通りの活動を終えたら、いよいよアシスタントなすちゃんが先日山形市で受講したJWI(ジャパンウエルネスイノベーション)というフィットネス団体主催の講習会で習ってきたQ-REN骨盤体操を皆様に体験してもらう時間です。緊張するなすちゃん‥でも、マニュアルをちらちら見ながら一生懸命に実例を見せながら頑張りました。

IMG_5534

足を持ってくるくると回すワークも行いましたが、初めての動きに参加者の皆さんも思わずあちこちに力が入ってしまったようです。もっと穏やかにリラックスしてもらうよう、どんどん改善していかなければ。ご協力いただいた皆さん、教えてくださった長谷山先生に感謝です。

午後13:00- 小鎚第十七

敷地内に到着すると、Uさんはいつもどおり畑仕事。そしてUさんの実妹であるTさんは飼い猫にリードをつけてお散歩の真っ最中でした。一度、家出をされて肝を冷やしたのよ!とおっしゃってました。その気持は本当によくわかります。うちのタンタンも‥(以下略)。

IMG_0506

しばらく前にUさんから昭和の有名な横綱には誰がいますか?と質問して教えていただいた力士を、この日皆さんと一緒にニュース映像を見ながら思い出しました。大鵬と柏戸、千代の山や若乃花などです。前者の二人はそれぞれ21歳、22歳で横綱になったんですね。若い!

IMG_0508

昭和30年代は皆さんどのような思い出があったのか、と聞くと様々な答えがかえってきました。懐かしい記憶と共に、その頃の大槌町の風景が私にも浮かんでくるような気がしました。

15:00- 小鎚第四

午前中に支援団体によるマッサージボランティアが実施された小鎚第四、久々にお会いする方とも再会できて嬉しかったです。お昼に隣のわらびっこ商店街の蕎麦屋に入っていくのを目撃しましたよーふふふ。

IMG_0513

小鎚第四は海辺で育った方、山間で育った方と分かれます。今回は山辺の暮らしについて、色々とお聞きしました。馬っこつなぎという風習は6月15日に行うのですが、旧金沢村でもやはり同様だったそうです。金沢村は閉伊一族が支配して小国村と同じ領内だったため、山を一つ超えても同じ風習だったのでしょう。

IMG_0514

食事の伝統についても興味深いことをたくさん教えていただきました。海の暮らしも山の暮らしも、とても素晴らしい思い出を皆さんに残しているようです。