2月 16

宮古市「藤畑」「児童相談所」 2013/2/16

午前 10:30-11:30 藤畑
時間になっても誰も来ない~と言いつつ、空いた時間に「洋楽1000曲」というオトロシイ楽譜集で洋楽の練習をするわたくしでした。最近、JAZZ弾いて!とかシャンソン歌って!といったリクエストも増えてきたので、泥縄ですが密かに努力はしていました。壁を見ると、手芸作品のバリエーションが増えていて、びっくり!
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やっとお二人ほどお見えになったのですが、話に花が咲いて、結局1時間ずっと歌わずにあれこれよもやま話をしていました。
昨年の9月からめっきりボランティアやイベントが激減してきた、と聞いて残念に思いましたが、全国から被災地に足を運び続けるのはお金も大変だなのだからしょうがないねえとおっしゃってました。そうですよね。これからは我々岩手に住む人間が継続して支援を頑張らねば!と思います。
残り時間数分という時に、もうお一人部屋にいらして、山田町のNPO問題(皆さんご存知でしょうか)についての怒りをぶちまけていきました。胸が痛むことばかりです。
午後 13:30-14:30 児童相談所
昨日のブログでもご紹介しました、イベントで集まった義捐金で手芸材料(エコクラフト)を買ってお届けしたのですが、住民の方に何と!お礼として作品をちょうだいしました。
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素晴らしい篭です!嬉しい!
これを持って隣のスーパーで買い物します!
(楽譜入れにしてね、と言われましたけど)
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後半、男性が入室してきて
「蛍の光、英語の歌詞で歌えるか?」
と質問してきました。英語?
「港から出て行く外国の船があると、歌うんだよな」
と言われました。
 あ ! た ま た ま 楽 譜 持 っ て き た か も ! 
午前中、人がいない時間に練習で使った楽譜集を、なすちゃんに車から持ってきてもらって、たまたまボールペン挟んでいたところを開いたら、ドンピシャで蛍の光が!!何これ、どんな偶然でしょうか!?
実際に歌ったら、古い英語なので大変でしたが、リクエストに応えることができて非常に安堵しました。良かった。
このあとは宮古市社会福祉協議会の高齢者デイサービスに行ってセッションをしました。大槌町の予定が入っていない週は必ずここにお邪魔しているのですが、今日は色々と新しい活動を行いました。
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2月 09

宮古市「中里」「浄土ヶ浜」 2013/2/9

先週みたいに国道が通行止めになっていませんように‥と祈りながら出発しました。幸い、圧雪の道路でつるつるではあったものの天気は良かったので、何とか時間前に到着しましたよ。でも3台がからむ追突事故は目撃しましたが‥おそろしや。
つるばらつるばら(大島弓子)。
午前 10:30-11:30 中里
「お邪魔します」
と言って談話室に入ると
「もうお邪魔してますよー」
と中から声が。
すでに3名の方がいらしてました。
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「以前の活動場面をプリントアウトしてきました、良かったら写っている人のお名前教えていただけますか」
と記録するために皆さんと閲覧しているうちに、どんどん人が集まって来て
「あらー、この人懐かしいわね」
「やーだ太ってるー」
と皆さんで盛り上がりました。
そして活動開始。
たくさんの皆さんにお集まりいただき、時間いっぱい歌を歌いました。
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これまでの巡回活動で見聞きした、昔の宮古市のあれこれを話していると、さらに別の思い出話が出てきます。とてもためになります。
午後 13:30-14:30 浄土ヶ浜
入室すると、今まであった機織り機が無い!
「どこにいったんですか?」
と支援員さんに聞くと
「手狭になったので、空室になった部屋に移したよ。活動はその部屋でやっているから、時間になったら皆さんそこからここに来ますよ」
と教えていただきました。
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さをり織りサークル「とつこ」の皆さんと歌を歌いました。
昔、東京で好きな歌手のリサイタル見たのよー、といった思い出話を聞かせていただきました。意外と皆さん、めんくい‥。
ふふふ。
「また来てね」
「来ますよー」
と言ってお別れしました。
また来ます!

2月 04

宮古市「清寿荘」 2013/2/2

雪が降ってるから、いつもより早く出よう。
そう言って出発してから約30分後、我々が乗ったレガシーは国道106号線の旧・川井村門馬辺りでいきなり足止めされました。カーブの多い道なので、どれくらい前方から行列が出来ているのかも分からず、迂回路の無い片側1車線でじっと待つしかありませんでした。
(後から知りましたが、早朝に大型トラック同士の正面衝突事故が発生して、全面通行止めだったそうです)
そうして待つこと2時間40分。
やっと車は動き出しましたが、10時半開始の約束をしていた宮古市の仮設住宅「河南」には到底間に合うはずも無く、コーディネートしてくれている生活復興支援センターに電話をかけてイベント中止のお願いをしました。一昨年10月から、ほぼ毎週土曜日継続して行っていた音楽療法ですが、インフルエンザに罹患して以来のドタキャンです、無念でした。
:午後 13:30-14:30 清寿荘
4名の大人、2名の小学生女児が参加しました。
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既にここを退去した元住民の方を思い出しながら、たくさんの唄をうたい、大人と子供と一緒に出来る活動ということで楽器を演奏しました。
「私もね、今年じゅうに家を建てて引っ越すのよ」
そう話す方もいました。
他の場所で
「四年間は通って下さい」
と言われ、すっかりその気になっていた私ですが、こうやって仮設から退去して別の場所へと引っ越す人がだんだんと増えて来て、私にとっての「被災地支援」はこれからどこが主軸になっていくのか‥そんな思いが去来しました。
不自由な仮設での暮らしから解放される喜びと、新たな場所での生活に対する不安を抱える被災者の皆さんを、どう支えていけるのか。
今、過渡期にさしかかろうとしています。
ちなみにこの日の夜は同僚の年祝いで大酒を飲み、翌日も二日酔いで寝込んでいました。そのせいでブログ更新できず‥おもさげながんす~。

1月 26

宮古市「荷竹」「実田」 2013/1/26

「明日は雪が降るでしょう」
という天気予報を知って、出発をいつもの8時から7時半にしましたが、過酷な道程にだいぶ時間がかかってしまいました。区界峠は積雪して大型トラックの轍でタイヤがとられる状態で、しかも地吹雪で視界は数メートルしかありませんでした。対向車はそれでもライトをつけずにビュンビュン飛ばしてくるので、とても怖かったです。歌いながら気を紛らわせました。
ちなみに歌ったのはゲルニカです。
(世代的に)
午前 10:30-11:30 荷竹
参加者が入室した途端
「来ると知って、用意してましたよ」
と、カエルとふくろうのフェルトマスコットを渡されました。以前、Twitterで手芸用品を募った際に集まった材料を用いて作成してくださったのだそうです。また送らなくては!でも主に作っていた高齢の女性は、諸般の事情で仮設を退去し、今は遠い場所に引っ越してしまったのだそうです。
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他にイチゴのマスコットもありました。
昭和45年の懐メロを歌った時に
「大阪万博の年ですね」
と私が言うと
「国道45号線が整備された年でもあるのよ」
と教えていただきました。荷竹の前の道路が、旧国道だったそうで、ここを真っ直ぐ行けば山田町の豊間根にたどりつくというのも初めて知りました。
この他、小さい頃に海辺に住んでいた皆さんから、子供の頃にお腹がすいたら浜にいって海藻をとって、おやつがわりに食べていたという話を聞きました。「すっけーこ」と「おーぐ」という名称だったそうです。どちらも魚菜市場には売ってないんですねえ、幻の味。
「今は漁業権が無いと、子供が貝を拾っただけですぐに漁協の人が携帯で連絡受けてすっ飛んで来るからねえ。うっかりしたことはできないねえ」
「津軽石川のほっつぁれ(死にかけの鮭)を拾っただけでも駄目らしいからねえ」
と、話はつきませんでした。新巻鮭を仮設で干している人もいる、と聞いて外を見たら本当にありました。カラスがつつかないのが不思議ですね。
アシスタントのなすちゃんと、活動後にお茶をいただきました。参加者のお一人が持参したすがたのいかせんべいをふるまっていただき、美味しく食べました。絶品です。
午後 13:30-14:30 実田
歌っている最中、談話室の窓からこちらを除く男女二人がいらしたんですが、参加していた女性のお子さん夫妻でした。
「あら、ちょっと行ってくるわ」
とその女性がいったん退室して、数分後にまた戻っていらした時に
「いやーまいった」
と言うので
「どうしたんですか」
と聞いたら
「亡くなったうちの夫の命日だった、すっかり忘れてたわーあはははは」
と大笑いされました。なんとゆー豪傑。
リクエストがひっきりなしに寄せられて、休む暇も無くキーボード弾きっぱなしでした。楽しかった!
ここでも宮古市の昔話がたくさんでました。こうやって皆さんのお話を聞いていると、盛岡に住む私もまるで前からこの土地に住んでいるような気になってきます。宮古市に松原があったなんて、皆さん知ってました?

1月 19

宮古市「きれまち」「藤原三丁目」 2013/1/19

今日は兵庫県からお客さんがわざわざいらして下さり、被災地巡回にお付き合いいただきました。日本音楽療法学会近畿支部長の鈴木先生です。一昨年の神戸大会で行った自主シンポジウムで司会をしていただいた時からの御縁です。
午前 10:30-11:30 きれまち
雪の残る駐車場に着いた途端、目に入ったのが。
犬。
白い犬。
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「首輪ついていませんが、この犬はどちらかのお宅で飼っているんでしょうか?」
と住人の方に聞いたところ
「野良犬よ」
と言われました。
「噛まないし吠えないし、大人しいから安心しているけど。ふらっと来て、ふらっといなくなるのよ」
我々が近づくと、一定距離を保つように離れていきますが、談話室周辺からはいなくなる様子はありませんでした。誰かが餌をくれるのを待っているのかな?とも思いましたが、活動開始時間がせまっていたので確認はできませんでした。犬大好きな私は一緒に遊びたかったのですが、下手に野良犬と慣れ合ってここの住民の皆さんにご迷惑となってはいけないので、遠巻きに眺めるだけにしました。
きれまち仮設にはとても歌謡曲にお詳しい男性がいらして、毎回訪れるたびに私の知らない隠れた名曲を教えて下さいます。今日も三橋美智也のレコードのB面をリクエストしてくださいましたが、聞いたことが無かったので次回までの宿題とさせていただきました。こうやって私のレパートリーが増えていくのは有難いことです。他に女性二人とお子さん一人が参加しました。
小学生男児と遊ぶため、ホワイトボードに
「ほーら、おじさんと絵を描こうよ」
と誘おうと思い某ねずみを描いたのですが
「ハハッ!お前の命はいくらだい?」
と言いそうな邪悪なねずみに‥。
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この後、男児はアシスタントなすちゃんが気に入って、外で1時間ほど一緒に雪遊びをしていました。なすちゃんへとへとに‥。
活動後は、お餅を焼いて砂糖醤油につけ、海苔で巻いた磯辺焼きをいくつもご馳走になり、皆さんから震災当日のエピソードや仮設暮らしのこと、これからの宮古市のことについてお話をしていただきました。とても貴重なお話が聞けました。
市役所の皆さん‥ちゃんと仮設の皆さんの言葉に耳を傾けてあげて下さいね。
午後 13:30-14:30 藤原三丁目
巡回員さんがお休みだったので、これまでご参加いただいた数名の方のお部屋を訪問して、音楽療法士の来訪をお知らせしました。時間までに5名の方が談話室までいらして下さいました。
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鈴木先生には沢山の曲を伴奏していただきました。セラピスト二人でセッションすると、とてもやりやすいので助かります。ありがとうございます。
この後は社協の高齢者デイサービスにお邪魔して、今年最初の活動を行いました。とても楽しかったです。
今年もどうぞよろしくお願いします。