7月 22

wcmt2014 報告(5)

私は仕事の関係上、最終日までは参加できず、発表の翌日にはクレムスを発ったのですが、せっかく高額な参加費を支払ったので、なるべく時間ギリギリまでは他の人の発表をみよう!と思いました。

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メイン会場がいっぱいの時は、こうやってサテライト会場で聞きます。

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ここがメイン会場です。横の壁にもスライドがうつされます。

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お昼ごはんはランチ会場に来れば無料で食べることができる、と知ったのは最後の日でした。まあ、それまで私ずっと胃が痛かったから食べてなかったんですけどね。水も無料というのはちょっと惜しかった。

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まきさんとあいこさん、世界的な規模で活躍しているお二人。

午後2時過ぎにはホテルからタクシーでクレムス駅まで移動して、夕方にはウイーンのフランツ・ヨーゼフ駅に再び到着しました。最初の夜にオーバーブッキングで泊まれなかったホテルモーツァルト(泊まってみたら色々不便でした…あっちのほうが良かったなあ)に荷物をおろして、せっかくなのでトラム(路面電車)に飛び乗って町中へと出てみました。

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ここはどこでしょう…適当におりたところは、何だか東京の下町っぽい場所でした。ショーウインドウに飾られたマネキンの絶妙なダサさ加減。

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どうやらここはドナウ川を渡った下町のようです。移民と、ちょっと不穏なオーストリア人がたくさんいる町でした。ホテルではwi-fi使えないので、マクドナルドに入って無料でインターネット使わせてもらいましたよ。マック便利。

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ホテルに戻って夕飯どうしようかな…と思ったところに、併設された怪しい日本食レストランが目に止まりました。Akakikoって…。

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鴨ラーメンを注文したら、クリスピーなチキンの乗った焼きそばらしきものが…店員は全員中国語を話してました。外国ならではの体験でした。

翌朝、早い電車に乗ってウイーン国際空港に移動して、アムステルダム経由で日本に戻ってきました。今回は当法人の顧問、岡崎香奈さんの多大な力で世界へ向けた被災地支援の発表が出来ました。たくさんの反響と手応えを得て、行って良かった!と心から思いました。

まだまだ被災地の諸問題は未解決で、これからも支援は継続します。世界へ向けてもっともっと発信をし続けていかなければ、と思います。

7月 19

wcmt2014 報告(4)

時差ボケが治らなかったのか、それともいつもの早朝覚醒なのか、また夜中の3時に目がさめてしまい、発表当日だというのに関係のないセッションネタ(都々逸やゴロの良い言葉遊び)などを作成して朝を待ちました。7時に朝食、同じホテルに泊まっているたくさんの日本人セラピストたちから

「今日が発表よね、頑張って」

「見にいくからね」

と次々激励のお言葉をいただき、嬉しいやら恥ずかしいやら。ありがたいですね。

会場へ向かうと、入り口のところで偶然アメリカ在住の小沼愛子さんと初遭遇!東日本大震災の後、アメリカの皆さんが寄付や支援を申し出てくださって、その橋渡しを小沼さんがしてくださったのでした。何度かメールでやりとりをしただけで、実際にお会いしたことは無かったので、とても感激です。

「良かったら昼に私の呼びかけで日本人の集まりがあるんですが、来ませんか」

とお誘いがあったので、図々しくおじゃましてみました。海外で活躍している方、これから留学予定の方、海外の経験を日本で活かしている方など、錚々たるメンバーが集まり、とても楽しい時間となりました。

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終わり際に、私が日本から持ち込んだ「仮設住民による手芸作品」のうち、マスコットを皆さんに差し上げました。とても喜んでくださって、良かったです!

そしていよいよ、午後に岡崎香奈さんと合流して、PowerPointの確認と、原稿の最終チェック、そして読み合わせをしました。英語の発表なので、どこの文節で区切れば良いのかイマイチわからなかったのですが、さすが英語ペラリーノの岡崎さん、てきぱきと指示を出してくれて助かりました。抑揚の付け方とか区切り方が、何だか音楽のアーティキュレーションと同じですね。

会場はG-1という建物(メイン会場)の2階(日本の感覚だと3階)で、小さめのお部屋です。マイクは用意されておらず、肉声で皆さんに伝えなければいけません。

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たくさんの方が聞きにきてくださいました。私は原稿から目を離すことができず、ずっと下をうつむいていました。

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香奈さん、さすがの貫禄。堂々と前を見てプレゼンしてます

今回、我々は「MUSIC THERAPY FOR SURVIVORS OF THE GREAT EAST JAPAN EARTHQUAKE AND TSUNAMI」と題して、東日本大震災の概要と被災者の様子、そして音楽療法による支援の目的と実績と結果、考察について駆け足で説明しました。実際の避難所や仮設住宅の画像、セッションの動画などを交えて説明したので、比較的外国の方にもわかりやすい内容だったのではないかと思います。あてふりの動画と「特別顧問・タンタン」のところでは大きな笑いが巻き起こって、ちょっとだけホッとしました。

そんなわけであっという間に発表は終わり、いっきに脱力…こんな素晴らしい体験をすることができて、きっかけと大きな手助けをしてくれた岡崎香奈さんに感謝!感謝です。応援してくださったフロアの皆さんにも感謝です!

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発表終わった途端にこの格好…落差が…。

隣にいるのは小沼愛子さんですが、出会った当日にいきなり私が

「持ってきた手芸用品、発表の後に聴衆の皆さんに配ろうと思ったのに、時間がタイトで渡せなかった…どうしよう」

と相談を持ちかけたら、小沼さんと近くにいた加藤まき(日本在住の英語ペラリーノさん、リサーチャー)さんが

「じゃあ、ここで道行く人に被災者の作品だって説明しながら渡そうよ」

と言ってくださって

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本当に!道行く人に声をかけて、丁寧な説明をしたあとにマスコットを渡す仕事をしてくれましたよ!凄!

(写真の娘さんはドイツ人です)

二人の説明を聞いた人の中には涙ぐんでくれる人もいて「震災のことも日本のこともちゃんとおぼえていますよ」とメッセージを託してくれました。涙。

あいこさん、まきさん、ありがとうございました!

(このお二人、翌日も配ってくれました)

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夜は香奈ちゃんとニューヨークのお友達についていって、念願のウィンナー・シュニッツェルにありつくことが出来ました。胃痛なんてどこへやら!美味しかったです。

7月 18

wcmt2014 報告(3)

私が泊まったARTE HOTEL KREMS は非常にモダンで清潔なホテルでしたが、安普請なのか隣のスリッパの音やら咳払いやら、生活音が筒抜けだったため、自分のプレゼンの練習を部屋ですることができませんでした。仕方が無いので、学会の主だった発表を見た後は、街に出て練習しようと思いました。

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ホテルの入り口です。早朝覚醒してしまったので、薄暗い中涼んでおりました。

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洗面台の奥にシャワーがあって、クローゼットの扉を閉めるとトイレが出てくる、という妙ちきりんな構造の部屋でした。

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朝食は絶品でした。が、この辺りから私は胃の調子を悪くしてしまい、昼ごはんと夜ご飯を食べなくなっておりまして、ずっと炭酸水だけで過ごしていました

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学会の受付です。手前の看板はメディアチェックの場所を指しています。ホテルのwi-fiが使えなかったため、メールチェックはここにパソコン持ち込んで行っておりました。

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さてこの後姿は誰でしょう…ふふふ。

日本以外の学会に出席するのは初めての経験でしたが、あちこちのポスター発表や口頭発表を覗いてみて、日本とは形式も内容も違うなーと感じました。口頭発表は30分の枠なのですが、次の人との入れ替えの時間を設けていないので、たいそう忙しく感じます。また、発表者はなるべく自分の主張を長い時間行いたいため、質疑応答が無しの場合が多かったです。そういう時は発表者を外で待ち構えて名刺交換などしている光景を良く見かけました。

内容も、限られた時間にぼんぼんと情報を投げかけなければならず、聞いているほうはPowerPointのスライドをとにかくデジカメやスマホで撮影しまくっていました。一部の日本人がフラッシュたいていたのはマナー違反じゃないかな?と思いましたが。

今回の大会では主催者から

「冒頭の3分くらいは、何か発表に関する音楽を演奏なり再生してください」

というお達しがあったので、歌を歌ってから発表する人などもいました。

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さて、午後になってふらっとクレムスの町中に出てみました。石畳のメインストリートはカフェや商店が並ぶ素敵な雰囲気の町並みでした。

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腰に手を当てて偉そうにしている女性へひざまずく男性。その足元には幼児の生首が並びます。

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指圧の店がありました。ちょっと気になりましたが、営業している気配は無し。

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小高い丘の上には古い教会があって、外壁は彫像のギャラリーみたいになっていました。これはアッチの世界にいっちゃっているキリスト像。セリフつけて遊んでみたい気もしますが罰が当たりそうです。

片手にプレゼンの原稿(英文)を持って、復唱しながら街を歩いていたので、とても怪しい東洋人だと思われたでしょう…夜は部屋でまた炭酸水を飲んで寝てしまいました。いよいよ本番は翌日です。

7月 17

wcmt2014 報告(2)

悪夢のようなホテルオーバーブッキング事件から一夜が明け、早起きしていた私(何と起床2時)は家人とスカイプでのんびりと雑談しながら朝食時間になるのを今かいまかと待ち構えておりました。

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近所のおじさん達も利用しているアットホームなカフェ。

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パンもハムもチーズもたっぷりいただきました。普段コーヒー飲めないのですが、ウエイトレスのおばちゃんから笑顔で注がれたのでトライ。

いよいよWCMTが開催されているクレムスという街へ移動します。泊まったホテルの最寄り駅、フランツ・ヨーゼフ駅が始発の国鉄(OBB)に乗って1時間ちょっと、有名なヴァッハウ渓谷の入り口としても有名な観光地クレムスに到着しました。

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駅の券売機は英語表記を選べるので、外国人にも分かりやすいですが、乗り放題チケットとか特殊なやつは事前に調べたほうがいいかもしれません。クレジットカード対応(JCBも大丈夫でした)!

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2階建ての車両なので、鉄道大好きな方は大喜びかもしれません。自由席車両は学生さんが多かったです。

クレムス駅から予約していたホテルまで歩いて行こうと頑張って重い荷物を引きずって移動したのですが、こちらの街は交差点が微妙な角度なのでしばらくすると東西南北の感覚が狂ってしまい、いつの間にか学会の会場へ先に到着してしまいました。受付を済ませてあちこち見て回りましたが、本当に世界中から参加者が集まっていて、何だか不思議な感覚でした。

ホテルは会場の目と鼻の先だったので、オープンテラスのカフェには顔見知りの日本人セラピストの姿もありました。

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ドナウ川の川岸にはヴァッハウ渓谷をクルーズする船着場があり、散歩するにはうってつけの街です。地図さえあれば…ですけど。

(夕方の散歩でまた変なところへ迷い込んでしまいました)

スーパーマーケットで飲み物と夕食を買い込んでホテルに戻ったのですが、あまりに疲れてそのままベッドに倒れこんで、熟睡してしまいました。

7月 16

wcmt 2014 報告(1)

14th World Congress of Music Therapy 2014に参加してきました。場所はオーストリアにあるクレムスという小さな都市、期間は7月7日から12日まででしたが、私は仕事の関係で8日から11日までいました。

今回の目的は、東日本大震災の被災地で3年間音楽療法による支援を行ってきたことを口頭発表するためです。もちろん世界大会なので言語は英語なのですが、当法人の岡崎香奈さんが翻訳も通訳もバッチリな偉人なので、英語が苦手な私も大船にタダ乗りするような気分で出かけてきました。

7日、成田空港からアムステルダム航空(KLM)に乗って10時間以上。お約束の機内食画像です。

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鮭そぼろ弁当、美味しかったです。あまりに暇だったので映画を見まくりました。最近話題の「アナと雪の女王」も見たので、もうアレ(♪ありのー)はバッチリです。

アムステルダム空港で乗換だったので、2時間ほどブラブラと徘徊しました。ミュージアムショップがあったので、帰りにここで買い物しようと心に決めました。ゴッホグッズ、良かったです。それと無料休憩所がとてもオシャレだったのですが、世界中のバックパッカーがイビキかいて寝ておりました。

アムステルダムからウイーン国際空港に移動して、国鉄(OBB)で市内へ。ウイーンミッテ駅から今度は地下鉄のU4に乗り換えて、さらにまた路線を変えてフランツヨーゼフ駅に降り立ちました。この時点で夜の9時、まだ辺りは明るいのですが、生ハムを生齧りしながらひとりごと言っている危ない人がちらほらいるような時間帯で、危ない雰囲気です。とっとと宿に入ろう…と旅行代理店に予約してもらったホテルのフロントでチェックインしようとしたところ。

「ああ、無理」

といきなり言われました。一瞬、フリーズする私。

「オーバーブッキング、よそに泊まってくれ」

「へ?」

そしてフロントのおっさんから地図とメモを渡されて、ここへ行けとの指示が。地図と言っても、東京23区の地図レベルの縮尺で、メモも「雑司ヶ谷2丁目」みたいな走り書きです。ウイーンに不慣れな東洋人にあまりな仕打ち。大きな荷物を持って、歩くこと40分。

奇跡的にホテルに到着。

(本当に奇跡でした)

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追い出されたホテルより、よっぽど綺麗でオシャレでした…良かった。とは言え、おなかがすいたので近所を散策して食べ物を入手しようとしましたが、すでに10時を過ぎていてコンビニもスーパーも見当たりません。しょうがないので、トルコ人の経営するケバブ屋さんでピザと飲み物を買いこみ、ホテルに戻って一人むしゃむしゃと食べました

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ピザ、うまし。

(続く)